深紡(みつむぎ) 16歳 ♀
高くも低くも無く、な落ち着いた声色。平坦というわけでもないけど基本淡々。少しぶっきらぼう。
「うるさい。言われなくても起きるって」
「何でこんな事しなきゃいけないんだろ、ね、影縷」
「怪物なのはどっちだよ、お前ら本当にそれが正しいと思ってるって言うの」
「あたしが助けたいのは、助けなきゃいけなかったのは、あいつみたいな…!そうじゃないの…!?」
「こんな世界、心の底から大っ嫌いだったけど…あんたのせいで少しだけ。幸せだった」
想世(そよ) 16歳 ♀
感情の読み取れない声。高めな方だと思う。
「状態、記録。」
「深紡…記憶、した。私、想世。記録の魔法、使う」
「大人しく、して。お願い、直す、から。少し、待って」
「良い。後悔しない。絶対に」
「ごめん、独りは、怖い。一緒が、良い」
陽和(ひわ) 14歳 ♀
天真爛漫なロリ声。元気。
「深紡ちゃんかぁ、じゃあむぎむぎだね!陽和はね、影踏みの魔法少女なんだ!宜しくっ!」
「えっへん、任せて!かっこいいとこ見せちゃうから!」
「そうかな?陽和は好きだよ、この世界。村のみんなの事も大好きだし!」
「皆のことを守ってあげられるヒーローになりたいんだっ!だから嬉しいの!」
「えっと、ぬいぐるみ屋さんにあった大きい熊さん欲しかったかなぁ…って、そんなのどうでもいいや!あのね!みんな…無事で居てくれて、ありがと…っ!」
零華 19歳 ♀
大人びた女性声。ゆったりとしつつどこか冷めた感じ。
「貴女で何人目だったかしらね、同族に会うのは」
「縁繋ぎの印よ。驚かせてごめんなさいね。これでまたいつか会えるはずよ」
「そう。頑張って、私には叶わないことだから。貴女なら出来るかもしれないわね」
「寂しい、わよね。誰にも肯定してもらえないなんて」
「ありがとう。最期に…何よりも綺麗な物が見られたわ」
影縷(えいる) ♂
大人しめな少年声。高め。
「深紡、深紡。朝だ、お腹が空いた」
「僕の声は君にしか聞こえないよ。君の魔法で僕の言葉を聞き取っているんだから」
「まさかこんな事が起こるなんて、僕だって夢にも思わなかったけど。凄いね、深紡」
「待ってくれ!深紡、深紡落ち着いて!...あの子がどんな想いでああ言ったか、分かるだろ...」
「...うん。僕はずっと幸せだったよ」
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