「みんなで恋ダンスがしたい」

「こ…?」

「赤司っちやっぱり知らないんすね…」

「てか今更すぎだろ」

「覚えるのとかめんどくさーい」

「無意味なことをしたくは無いのだよ」

「そう言うと思いましたよ…さっちゃん例のものを」

「はいっ」

「そのフリップはなんなのだよ!?」

「赤司くん、このダンスはね今や社会現象と化していて経済効果たるや尋常じゃないんだよ。赤司家の御曹司としてこれを押さえてないのは如何なものか…そしてこのダンスをすることでチームの結束力はより強まる上バスケに大切なリズム感まで養えるという算段なのだよ」

「口調が緑間っちになってるっスよ」

「そうだったのか。それはやらなければならないね。青峰は音痴だからリズム感を養うためにもやった方がいいだろう。あと紫原も」

「おい!音痴とリズム感は関係ねえだろ!!」

「…赤ちんが言うならしょうがないけどー」

「あ、そうそう緑間くん。ちなみに今日のおは朝占いのラッキーアイテムなんだった?」

「…ダンスをする猿の人形なのだよ」

「猿即ちそれ霊長類!私たち人間がダンスするほうがよっぽど人事を尽くしていると思わないかね!?」

「!?」

「アホだ。アホがいるぞ」

「じゃあ皆さん始めてもいいですか?」

「黒子くんナイスラジカセ!!」

「黒子っちがやるなら俺はもちろんやるっスよ!恋ダンス既に完璧に踊れるし〜♪」

「あ、黄瀬くんは端っこで踊ってればいいから」

「冷た!?俺に対してだけほんと冷たすぎじゃないっスか!?」


・・・・・・・・・・・・・・・


「…じゃあみなさん用意はいいですか!?」

「問題ないよ」

「…うーんとこうか、うん」

「あ、最初なんだっけ」

「もう!だいちゃんほんとセンスない!」

「緑間っち逆、逆!!」

「どっちだっていいのだよ!!」

「じゃあ録画スイッチ入れますよ」

カチッ


てーれてれれれ、てーれてれれれ、てーれてれれれ、てーれてれてれ♪


ス!!
(黒子くんと赤司くん上手すぎワロタ)


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