「いいか、よく聞け。俺には余裕がない、貴様にも余裕はない。俺がこんな事を言うのは貴様を二度と離すつもりがないからだ。」
「…うん?」
「だがしかし即座の決定事項は後々の不幸になるやも知れん。そこで貴様に猶予を与える」
「まって、ちょっと何のはな「猶予は五秒のちの十秒だ。」
一体なんの猶予だ。瀬人はまくしたてる
「たかが十秒で貴様はこの部屋を飛びだす、あるいは俺に告げていなかった貴様の真実などを打ち明ける事が可能だ」
目がオロオロしたり途端に棒読みになったり今日の瀬人は百面相だ。
「いくぞ」
「あの〜」
「1」
「あ、はじまっちゃった」
「2」
「よくわかんないけど」
「3」
「別にここで即決した事項?」
「4」
「それで私がどうなるか」
「5」
「(遮られる…)わかんないけど」
「6」
「瀬人と一緒に居る訳だから」
「7」
「不幸になるはずない」
と思うんだけど。と言おとした瞬間体当たりするように抱きしめられる。
なんなんだ一体。あれ?もう10秒たってたっけ
「結婚してくれ」
あ、目から鱗がおちそう
(よ、喜んで…!)
(20091024)
決死のダイレクトアタック!