濁ったのは、世界か瞳か
思慕を別つ切っ先
涙にして滲ませたりしない
地獄の門番が僕を待ってる
報讐せよと君が笑む
純粋は痛々しいばかり
褥の殺意
君を食らわば骨まで
誰より世界に憎悪を抱き牙を剥く、そんな君も世界の一部だ
衣と刀と恋
Mar〜May,2010
骨すら尚もあたたかく
深海の安楽死
この手も言葉も想いにだって行き場はない
舌を噛んでお別れにしよう
愛していたのも、確かなんです
羊たちは柵の中
死ぬ程後悔すればいいと願っている
首を落とす瞬間の花に似ている
世界の全てが終わった、あの日を思い出した
０℃のキスでごめんね
Mar〜Apr,2010
スター・ダイブを夢見る少年
ナイフの上を裸足のまま
天国も地獄も君となら同じ
好きが膨れて零れて
君は僕の醜さを知っているの
はやくはやく、次の言葉を
もしも死ぬなら今がいい
睫毛の下の星
世界中の愛しさを集めても足りない
ハニートラップに嵌まる
Mar,2010
泣かないようにと笑う君に
繋がらない星座を描く
愛をひとつ、優しくくれた
思いの先には誰もいない
天国には行けない僕だから
思えば、愛しさばかりでした
懐かしい腕に抱かれていた
遠い日の貴方は、今でも私を離してはくれないのですね
追憶を生きる君へ捧ぐ
春待ちて
Mar 7,2010
やがて燃え尽きる星々へ
焼け付く体温は、いつでもわたしを詰るのです
君へのさよならが見つからない
依存に眠れる罪状
君に贈れない言葉たち
道行きエスコート
酷く怠惰な唇
君の腕のなかで迷子
愛以外、伝えられなくて困るよ
ワールドエンド・ラブソング
Feb〜Mar,2010
愛したのは一度きり
君がくれた言葉も、一つ残らず千切り捨てた
どうか、明日が来ませんように
思えば思う程、色褪せながら
惜しむべき君の名残を
今さらだけど、愛しく思うよ
君で溢れた３６５日
５文字だけが伝えられない
きっと、おめでとうと言えるよ
さよなら、ばいばい、また明日
Feb,2010