刺を舐める舌先
積み上げた嘘と嘘と嘘
星を掴んだ、その人は
息衝く憎悪に生かされている
失速する胎動
明日の傷も癒えないように
悪魔が産まれたがっている
罪悪は心臓の裏側にある
君の隣は一人より寂しいよ
眠らない宇宙に命を蒔いて

笑顔をキスを「ただいま」を
君の傷痕をください
早く終われと、祈るばかりがもどかしい
あたたかな鼓動が尽きるので
誰かの正義が僕から君を奪うなら
君が何処にもいないなら、私は何を愛せばいい
さよならの頬笑みまでも
君を離した右手が痛いのか
一人ぼっちの愛は慣れない

僕らが歩んだ光の跡を
たとえば繋いだ手と手に生まれる愛とか
恐れたのは死ではなく
思い出は私を愛してはくれない
幾億の星から君を見つけた
今日を生きてしまう私を
明日でもなく、いつか届けばいいと
乾いた頬が君への全て
幸福だらけの世界で、今日も幸福を夢にみる

宇宙を漂う
I love you.The word is not a lie.
Nevertheless, why do I become sad like this?



Sept 30,2010/ Jun 9,2011


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -