か き く け こ



帰り道をどこかに置いてきた、最初から知らないだけかもしれなかったし忘れているのかもしれない、あるいは、(雨上がりの道路で轢かれた蛙/湿った土の臭い/遠くに手を振るニンゲン/湧き上がる入道雲/繋がらない!つながらない!)もしかしたら最初からそんなもの。
20121005

きっかり三時、すっかり痺れた右の脚の、その関節から下をちょん、とはさみで切り落とすさまを想像してみる。血は出るけれども痛みはなく、どうせだから爪はうつくしく切り揃えておくべきであろうか、傷のつく前にきちんと洗っておこう。
20121015

苦しいよ、と無言に訴える君の首をけれども僕は絞め続ける、酸素の通らずにひうとかすれた音で微かに鼓膜を震わせながらだけども君は抵抗しない。首の痣は青黒く跡になってまるで枷のようになるやもしれなかった、でも僕はそれを気にしないし、君も同じだ。(その程度の関係/それ程までの関係)
20121023

結局はそんな結末。
20121026

「ことばをォなくしたァ ごごごごぜんよじィィィ とぷとぷひえてくゆぶねのなかでェ おぼれゆくにみをまかせるぅ きみのたんじょうびいつだったかねェ きんぎょのあかもォいろあせェ おもいだせぬがあゝかなしや」
20121108

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