吐き出した瞬間の開放感。
それを受け止めたアーサーは。
声も出さずに。
中に広がる異物に耐える。
「強情だなぁ」
徐に抜き出せば。
白い液体が糸を引く。
満たされる性欲。
満たされない欲情。
乾いた感覚に。
喉を鳴らす。
「ひっ…い、ぁ‥っ」
優しく撫でるように。
まだイっていないアーサーの性器に触れる。
後ろから零れてくる液と一緒に
緩く上下させてやれば。
「あ、ン──‥ッ」
最後にやっと小さく啼いて。
身体を震わせながら
手の平に白濁を吐き出した。
「気持ち良かった?」
後処理を終え。
手についた精液を舐めとりながら、ベッドへと投げかける。
そんな姿を翡翠色の瞳が見つめ。
一言。
「気持ちワリィ」
あぁ、ホント。
強情なんだから。
そんな君に笑って。
その歪んだ唇に。
軽くキスを落とした。
†end
国擬人化BL