ねえ、しってたかい?
きみのねむる魔法瓶
しろつめぐさのくすり
扉をあけて目をあけて
気のせいにしておいて
かなわない思いの坩堝
渦中にあるわたしのあなた
泣き出した雨に躓く
握りしめた約束
手のひらの中のうそ
行進する舞曲
どうぞこの手で、何度でも
くるしいのならいっそ
逃げ出す歩幅の延長
永遠のあした
かくなる上は飲み込んで
みえないふりした聖者たち
羽を呼んできてちょうだいな
散ったあとは綺麗でしょう?
くらり、垂直落下
思考回路なんて動かなくていいの
ストップ・ステップ・ジャンプ
毎日にはもう飽きた
かなしいのなら捨てなさい
許せないのなら笑いなさい
パーティーには必ず呼んで
迷ったら裸足で硝子の道を
赤い靴にはなれないようです
未来は永遠の国のお姫さまだから
きみには口づけと花束を
さよなら、エンドレス
終曲の鳴り響くせまいせまい世界
遠くの異国の異国のはなし
禁断の青い実を捧ぐ
くらい夜道の数学少女
焼却したのは秘密の隠れ家
立ち尽くし立ち止まり、水たまり
虹のこどもたち
とろり、眠りだす蜂蜜
足枷にも満たない泪
あとりんごひとつ分、近づいていいよ
つながれた憂鬱の放し飼い
ことばにしても嘘みたい
耳なりする温度
ごめんね、マイヒーロー
しあわせでくるんであたためて
冷たい吐息
爪先立ちボーイ
背伸びが上手なわたしたち
ね、わらってないてよ
だいすき以上をあげる
紡ぎ言葉
想像上にしか存在しないカラの色
空虚に恋して
ね、わらってないでよ
あい、してる(love-ing)
星たち唄うきみのこと
地球からのワルツ
こころのなかから見てちょうだい
約束に溶けて、わたしは消える
しいていうなら、あなたがすき
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わたしのわたしのわたしのワルツ