空からぬきとった虹
ていねいな羽根のおりかた
かたちだけのマル
「だいすき」
ブランケットの中の花ばたけ
くらしのなかの小人の住人
籠にはいまにも消えそうな魚がひとり
ゆるんだあたまも愛しい
かんかくせん(感覚詮、間隔線)
茜に染まった麒麟
白い泪には象がいます
鍵をあけてお入りよ
(きょうからここがあなたのいえよ)
うみに浸かって100数えてね
切ないだけで済めばいいのに
夏だけ別離
くやしかったらわらってみせて
小さな小さな小さな願い
こどもね、ってまだいうの?
花音(canon、hanaoto)
くっつきそうで、まだ足りない
寂しがり屋のふたりきり
暗い深呼吸をあげる
ふるえてた君には聴こえてるかな
かみ合わない、一方通行