◆氷点

灰色色街

灰色色街
ただのリップサービス
軽くかわしてこその恋
空虚な言葉を繰り返さないで、気味が悪い
格子の向こう側
門の外へと帰るひと
空っぽの愛は如何?
百夜通いでも買えない天女
物分かりのいい君が好きだったよ
いじらしい恋心、憎らしい憎らしい

死は何者にも訪れるから
三途の川のほとりにて
ただ君を待っている
私を負ぶってくだしゃんせ
向こうの岸のところまで
船頭はいらぬ
離れまいと帯で繋いで
沈む川底にきらり、星が光る

0.9グラムの嘘とタンパク質、脂質、鉄分、カルシウム、炭素、それからアミノ酸でできた何か等。それが私を構成するすべてでした。
愛なんて物はありませんよ?
好きで契れぬ仲ならば
いっそ殺してしまいたい
燃えるな線香、夜は長い
夜は終わらない
あすこにほら、烏がいるわ
嘘を生業としています
僕の世界を解いてみせてよ
意味のない喩え話
僕の遺伝子にはない色
愛の同素体


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