◆氷点

けりを着けようと思ったのだ

けりを着けようと思ったのだ
震える肩を抱きしめたいと
焦げつきそうな心
得てして得難いイノセンス
手で掴めるものですか
明日の朝日も知らないの
寂しさを感じる暇もないように
君の世界は僕の知らない色をしている
幽霊とダンス
目にみえる物ばかりではないと、あなたはいつ気づくのでしょう
見知らぬ君の背
じれったいのよ、泣き出しそうなの
壊死する心臓
いっそ本当に張り裂けてしまえばいい
もういいかい?向かえにいくよ
狭い世界で息絶える準備を
狡い、狡いと繰り返す
京より早く咲く梅も

ペガサスに角はない
ユニコーンは空を飛んだか
はやく私を見つけてね
神さまとゆびきり
殺意をチョコでコーティング
初恋に墓標
おいで、抱きしめてあげる
あの日覗きこんだラムネ瓶の底の色
疑似的二人の世界
たまになら、儘ならぬのもいいだろう
つがいがなくとも小鳥は孕む
花化粧で中毒死


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