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(pkmn)



旅に出たばかりのキバナさんがまだバッジを持ってないのにワイルドエリアのちょっと強いところに迷い込んでしまってしかも悪天候が重なり泣きかけていたところを「君、大丈夫?」と助けたキャンパーのお兄さん。「ここら辺は出てくるポケモンも強いからなあ。せめて三つ目のジムを突破してからじゃないと」と眉を下げて笑いながらマシュマロを浮かべたホットチョコを差し出してきて、それを受け取ってちびちび飲みながら頷く子キバナさん。
その日はお兄さんのテントでお世話になって、翌日晴れたからワイルドエリアの入り口まで連れて行ってもらって、「まずはここら辺で鍛えて最初のジムを突破だな。がんばれ少年」と頭を撫でて立ち去ったお兄さんの背中をいつまでも見送る子キバナさん。

此処から始まるキバナさんの一途な片想い恋物語。

三つ目のジムを突破して強くなってきたキバナさんがワイルドエリアの奥地でレベリングする際必ずお兄さんと同じところでキャンプするのでお兄さんは「懐かれたなあ」とちょっと嬉しく思うけど、その視線に込められた本当の意味には気づいていない。
成長してジムリーダーになってからもちょくちょくキャンパーの元お兄さん現おっさんのところに遊びに来るので「キバナ君、忙しいんじゃないのかい?」と訊かれるけど「オレ様のところまでくるトレーナー滅多にいねえし」と返すキバナさん。
「……◯さんが迷惑ならあんま来ないようにするけど」と若干不安そうな顔で伺うように言ってくるので、「迷惑なんかじゃないさ。キバナ君とお話しするのは楽しいからね。いつもの飲むかい?」とホットチョコを差し出すおっさん。毎回キバナさんはおっさんが作るマシュマロを浮かべたホットチョコを飲んでいくのでおっさんはキバナさんがホットチョコを好きだと思ってるけど、実際はキバナさんは普段は甘いものをそんなに食べないのだった。


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