サスケの今までに見た事の無い悲痛な表情
それは暗い海の中溺れてしまいそうな危機感を漂わせていて私は思わず手を差し伸べてしまった
それをしてからだった、分かったのは。
こんなにも自分はサスケを縛っていたのだと
こんなにも想われていたのだと
自分が兄に想うのと同じくらいにまたはそれ以上に特別な感情を激しく燃え上がらせていたのだと

それからは穏やかに過ぎていたように思う
自分は助けられ、はたまた人を助けて生きている


150222 [20:59]




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