「こいつを監禁しましょ♪作戦だ!!!」 「っざけんなああああああああ!!!」 縄で縛られた手で 近くにいた忍足…あっ、侑士のほうね 足を正確にはふくらはぎらへんを ボカボカと殴る。 いたいいたい!なんて叫んでるけど 知らね。だってなんか喜んでるし。 光くんと話していれば急に跡部が私の部屋に入ってきたと思えばいい作戦が思いうかんだとか言うから 聞いてやろうと思ったら急に 手足を縛られるし。 「すい…ませ…ん」 「樺くん!?私を裏切るのね…」 グズグズと泣き真似をすれば少し 結ぶ力を弱めた樺くん。 へへんっ!ちょろいぜ((どやぁ まあ、そんなことは置いておいて。 「ねぇ、跡部。」 「あ?」 「迷惑かけてごめん。」 素直にそう思ったから口にしてみる。 本来ならけして謝ることはない だけど今回だけは話は別だ もう少ししたら試合も近いというのに 私なんかのために迷惑をかけてしまうのは 本当に申し訳なく思ってる。 「そう思うならとっととお前の中にいる変な奴追い出せ 名前。 」 うん。と頷けば今日はやけに素直じゃねえのアーン?なんて言ってきてむかついたので一発パンチをくらわしておく。 「まあ、何だ大人しく縛られといてやんよ。」 「なんで上から目線やねん。」 ついさっきまで空気と化していた忍足に突っ込まれて少しイラッとした。 この、ロリロリメガネ野郎が。 「安心してください、 名前さんは 俺が守るんで」 なんて目をキラキラさせながら言ってくる光くんを見て少し不安になってしまったのは秘密だ。 これから起こることは私にとっては大きすぎる事件だった。 なんてシリアスなんて向いてないよね これには。 |