最近思うこと。
私一人で赤司コノヤロウに対抗できるのか。 いやもちろんできるよ!できますとも。
しかし人数的に多いほうが赤司も罠にひっかかりやすいだろとかなんとか理由があるわけで。
つまり。
「たっなかくん、私と契約して赤司に後悔させ隊になってよ!」
わりとバスケ部で仲の良い田中くんを仲間にしよう。
「嫌だよ。ほらみて君と話すだけでなんか赤司さんめっちゃ睨んでくるもん。ほら見てよあの鬼みたいな表情かなりホラーなんだけど」
全力で拒否された。 そりゃあ赤司はキセキの世代がどうだとかで田中くんちょっと尊敬してるみたいだしダメかなあとは思ってたけども。
「そこまで言われるとは…………赤司、え、顔怖っ!」
田中くんのリアクションの意味が気になって赤司がいる教室の角を見るとかなりホラーな赤司がこちらを黙って見つめていた。
「また小賢しいこと考えてるのか、このバカは。田中に迷惑をかけるな」
目が合ってこちらに来た赤司は何時ものように私の頭をわしづかみぎりぎりと力を入れてくる。 私はバスケットボールじゃないぞ。
「迷惑とか別にかけてないよね田中くん」
「え、ちょ、あの…うん」
「ほらかけてないって!」
「今のは僕への同意だこのバカ」
「違うよね私にだよね田中くん。」
「え、あの…」
「もういい。田中、今日は僕が脚力の強化トレーニングを見てやる」
「え、ちょ、嘘っ!?」
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