3 | ナノ
スタンディングオベーションは鳴り止まない
※生徒×教師
先生が珍しく笑って綱海って呼ぶからめちゃくちゃ嬉しくなって抱き着いた。腕の中で先生は顔真っ赤にして騒いで緑のつり目が睨んでくるけど可愛いだけだし。綱海、好きだ。先生がこれまた珍しく、いや初めて抱き着いてきたから堪らなくなって俺も、と叫ぶ。
「好きだ!不動先生!」
盛大な音がして椅子がひっくり返る。何事かと振り返るとそこには倒れた俺の椅子。後ろの席の奴がすげぇびびった顔してて誰かが口笛を吹いた。「熱いね〜綱海!」「ぎゃはは授業の中心で愛を叫ぶ!」クラスメイトのその声に教室がどっと沸いて俺はいつも通りへらへら笑いながら頭をかく。前に向き直ると頬が少し赤いくせして青筋立ててる先生がいるわけで。
「綱海、後で職員室な」
怖いくらいの笑顔で呼び出し、つまりは説教決定。またクラスメイトがからかうように口笛を吹く。やんややんやと騒がれて先生は所構わず怒鳴りだしたわけだけど視線がかちあうと口を結んで怒ってんのか照れてんのかわかんないカオでまた授業を始めた。
職員室に呼び出し?願ったり叶ったりだぜ。覚悟しとけよな、先生。
あとがき
綱不最近書いてなくてネタがむらむら沸いてくるェ…青臭いのバンザーイ!年齢操作というか生徒×教師が好きすぎて趣味丸出ししましたすみません。
20110218
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