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Angel's Ladder

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(お返事はRe:にて)


 
「なんか欲しいものある?」


 それは三月も半ばの頃。
 唐突なナルトの問い掛けにサクラはゆっくりと首を横にふった。


「何もいらない」

「え、でもさ……」


 月末に控えたサクラの誕生日。サクラの喜ぶ顔が見たいナルトとしては、そう言われても何もせずにいるなんてできないのだ。


「でもさ、でもさ……」


 何かあるだろう。
 だって、いつもいのとファッション雑誌なんかを見ては、あれがいいだのこれがいいだのと楽しそうに話しているじゃないか。


「本当に、特別欲しいものなんてないもの」


 そう言った後、サクラがゆっくりと視線を傾けながらほんの少し思いを巡らせた表情になった。


「……じゃあ、ね」


 静かにナルトの耳に聞こえてきたのは


「一日中ナルトを独り占め」

 ……なんてね。と言って小さく笑う声。


 そんな可愛らしい呟きに、堪らずサクラをぎゅっと抱きしめた



むしろ一生独占でお願いしたいくらいです・・・
(2013.3.28)





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