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■ 第二回攘夷志士同窓会

『第二回攘夷志士同窓会開催しま〜す。はい乾杯ー!』

「乾杯ー!」



「いやあ、今日は皆で集まれてまっこと良かったが。こないだは黒子野太助やら歩狩やらで色々あったから、今日は穏やかに飲むぜよ!」

「穏やかにって…マジで高杉が来るとは思わなかったぜ。つーかおまえ最近何なの?急にボケ始めて。オンエア増えたからって調子乗ってんじゃねーぞコノヤロー」

「ああ?調子なんか乗ってねェよ天パ野郎。それにテメーこそアニメ再開したからって浮かれてんじゃねェのか?聞いたぜ、アニメ再開決定した日に仲間に飯奢ったんだってな。お前みたいな万年金欠が人に食物やれるなんて成長したもんだなァ」

「さらっと長文喋ってんじゃねえよチビ。お前こそヤクルトだかポカリだか知んねーけど、可愛こアピールすんのやめてくれる?いやボケアピール?俺使えますよ的な?…なんでもいいけど、うっとうしーッんだよお前ェよお!キャラが安定してなくて扱いずれェんだよ!」

「あ!?事前に3Zん時からボケておいただろうがよ!テメーは一生人にツッコミ続ける人生送っときゃいいんだよ」

「やだね、そんな知り合いのメガネかけ器みたいな役目。それに一応俺主人公だから。最初からボケだから。それに俺が突っ込みたいのは名前だけだから」

『あ〜ダメダメ。ストップ。もうそれ下ネタだから。二人で喧嘩するのはいいけど私の話題を出さないで貰えるかな、銀時くん』

「痛たたたたた!!ごめんなさいすいませんでした!」



『というか私その場に居なかったから分かんないんだけど、何があったの?前の同窓会』

「アニメ見るか漫画読め。説明すんのたりィよ」

「名前も来れば良かったではないか。男同士で飲み会なんて華がないし、俺はすごく退屈だった」

「思いっきり通常運転でボケてたけどな、お前。つーか坂本よ。こんな高え料亭、いくらしたんだよ」

『え?前払いなの?』

「うん。前払いじゃき。まァ金のことは気にしのうていい、何かあったら高杉もおるし」

「あァ?何言ってんだクソ能天気天パ。此処の金は全部テメー持ちだろうが」

「ははッ冗談に決まっとるがか!高杉はホント冗談が通じない奴じゃのう〜」

『ほんとだよ晋ちゃん。たまにはカッコイイ姿見せてよ〜』

「晋ちゃんカッコ悪いィ〜」

「脳天ブチ抜くぞアホ共」



『ところで君達。私達は二十五歳にもなり、君達はドンドンオッサンに近づいております。高齢化に伴い、君達はドンドンと老けていきます。気が付けば明日には還暦です』

「そんなハイスピードで高齢化って来るもんなの。もう明日朝起きたらジジイじゃねーか。超嫌なんだけどそれ」

『だからその為に君達は所帯を持ったほうがイイと思うんだ』

「所帯?」

『そう。つまり君達、結婚しなさい』



「…結婚?」

「まだそんな歳じゃねェだろ。還暦超えて独り身だったら危ねェけどよ」

「そうそう。晋ちゃんの言う通り!男はいくつになっても遊び人じゃなきゃいけねーのよ」

「そがなこと言うて、金時、おんし相手が居ないだけじゃろうが」

「え?なに言っちゃってんの坂もっさん。お前こそおりょうちゃんだか誰だか知んねえけど猛烈なアピールしてるらしいじゃねぇの。まあ相手にされてないって聞いたけどね、俺は」

「え?なに?相手にされてない?アハハッ金時おんし、何言いゆうが!おりょうちゃんはツンデレなだけじゃき。決して相手にされちょらんとかじゃなくて、単純にツンデレなだけぜよ」

「お前…涙目になってんぞ」



「…じゃあ、こういうのはどうだ」

『ん?なにヅラ』

「ヅラじゃない桂だ。…名前、俺達の妻になる一日体験をしてみるのはどうだ」

『は?』



『…ちょっと、意味が分かんないんだけど桂さん』

「桂じゃないヅラだ」

『どっちだよ。てか何?妻体験?いやいや、何故私が』

「いやいやいや!すごく良いと思う俺は!うん俺も嫁欲しいし」

『いや体験だけど』

「いや〜ヅラもたまにはええ事言うがか!よし、そうと決まったら、妻にする順番を決めるぜよ!」

『おい何勝手に決めてんだコラ』



「えッ俺まさかの一番!?初陣?いやー最後がいいんだけど!ちょっと高杉代わって」

「嫌だ」

「俺が二番目か」

「ワシが三番で、高杉が最後。よし、じゃあ明日から開始するから、名前任せたぜよ!」

『何が?』



※続く



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