拍手お礼小説 第2弾



ルーシィみたいに、ドラゴンスレイヤーがドラゴンを呼び出せる魔導士だったら(タイトル)
もちろん呼び出す魔導士はガジルです。



火竜の場合


「開け!火竜の扉・ナツ!!」

「っガジルー!!会いたかったぞー!!」

「こっち来んなクズ!!敵はあっちだ!!」

「えーだってガジルってば俺の事全然呼んでくれねぇじゃん!寂しかったんだからな!!」

「当たり前だ。てめぇ呼んでもセクハラされるだけだからな」

「無表情で言い切るガジルが好きだ!!」

「はいはい。で、敵!!あれ殺せ!!早く!!」

「別にいいけどさ、何かご褒美くれよ」

「無理」

「ツンデレだなぁガジルは〜」

「補足すれば、お前にはデレはねぇからな。さっさと仕事しろクズ野郎!!」

「今のはデレだろ?」

「意味わかんねぇ。もういい、お前の鍵捨てる。そりゃぁ!!!!」(ぽい)

「え、ああぁぁぁああああ!!!俺の鍵ぃぃぃぃいいいいい!!」



******

やっぱり残念なナツが好き!!←









雷竜の場合


「あんまり開きたくねぇけど…開け!雷竜の扉・ラクサス!!」

「おい、今詠唱の前に何か言ってなかったか?あ?」

「ナニモイッテマセン。とりあえず、あの敵倒してくれ」

「そうか、なら前払いだ」

「顔近づけんなクズ!!前払いも後払いも何も無しだ!!」

「この俺を呼び出しておいてただ働きさせようってのか?何様だてめぇ」

「俺はお前のオーナーだろっていやいやだから顔近づけんな!!」

「だったらオーナーが労うんじゃねぇか?こっちとかでよぉ」

「ひっ!!てめっどこ触って…!!ひゃ、ん…!!」

「可愛いオーナーで助かったぜ。なぁ、ガジル」

「くそっ…強制閉ってあぁ!!鍵返しやがれ!!」

「前払いが終わったら、な」

「ひっ…!って、何かこの前もこんな展開に…!!!!」

暗転により強制終了



******
敵さんの目の前で鬼畜公開プレイですよ雷兄さん!!(殴)







天竜の場合

「何か…どっと疲れた…魔力云々じゃなく…よし、気を取り直して!!開け!天竜の扉・ウェンディ!!」

「はい!!よろしくお願いします!!」

「おう。…でも、大丈夫か?お前サポート系だろ?呼び出しといて何だけどよ」

「大丈夫です!ガジルさんを守るのが私の仕事ですから!!」

「(きゅん)はっ!そ、そうか。じゃ、頼む」

「はい!(ばし!!)きゃあ!!」

「ウェンディ!!」

「だ、大丈夫です!!(びし!!)あぅっ…!ぐすっ」

「っおい、もう止めろ!!無理するなって!!」

「でも、私は、ガジルさんの…!(ばし!!)きゃあぁ!!」

「(ぶちっ)こんのクズ野郎調子に乗ってんじゃねぇぞ!!ウェンディに何しやがる!!!!」

「あ、ガジルさん…!!」



******
結局自分の滅竜魔法で敵を倒しちゃう、どうしようもない保護者。






毒竜の場合


「…俺一人でやった方がいいような気がして来た…。開け!毒竜の扉・コブラ!!」

「おいおいちょっと待てよ!!本編でも可哀想な扱いされてるのに、ここじゃぁ出番抹消されるかもってどう言う事だよ!!」

「冗談だって。ってか、初めて見る顔だな」

「あ、そうだな。よろしくな」

「おう」

「で、あれと戦えばいいんだな?」

「へ?」

「いや、だから、あれと戦う為に呼ばれたんだろ?俺」

「…お前、戦ってくれるのか?え、前払いとか褒美とか無しで?」

「何だよ前払いとか褒美って…俺がオーナーの為に戦うのは当たり前だろ?」

「当たり前…………ぐすん」

「はぁ!?ちょっ何泣いてんだよ!!俺何か言ったか!?」

「お前…良い奴だな…ぐすっ…火竜と雷竜が、ひぐっ、褒美だの何だの言ってやがったから…」

「泣く程か…ん?何だ、何か聞こえて………っ泣き止め!!おい、お前が泣くとその2匹がうるせぇんだよ!!俺が殺される!!!!」

「俺、お前に逢えて本当によかった!!うえぇぇえええん!!」

「うぉっ!耳が…!!!!」


******
コブラは苦労人。そんでもっていらん被害まで受ける可哀想な人。



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