短編[苦] | ナノ

▼ 家庭教師‐02

「ほら、気持ちよくなってきた」

「や…だっ! 動かさないで…!」

「嫌なの? でもここは素直にバイブを咥えてくれてるけど」

「んあっ! あっ、ぃや…っあ、ぁ…!」

首を振り、涙声で拒絶の言葉を吐く美雪の耳元で粘着質に囁きながら、北川は初めよりも深く鋭くバイブを膣内に突き刺していく。

「さっきより簡単に入るようになったよ?」

「あ…!ぁあ、ううぅっ!」

「こんなバイブも受け入れられるくらい淫乱になったんだよ美雪の体は。俺の調教のおかげだねぇ?」

「やっ…いやぁ、あ…っ!」

羞恥心を煽る北川の囁きに顔を紅潮させるも、バイブを緩く出し入れされるその刺激に体は素直に反応し、ローションとは違う熱い液体が美雪の欲望を示すように零れ落ちる。

快楽に飲まれ、瞳を潤ませた火照った顔で鳴き悶える美雪を北川は粘着質な笑みを浮かべて見据える。

「…ふふっ。でもまだまだこれからだよ?」

「……ふ、ぇ…っ?」


──カチッ

ヴヴヴヴヴヴヴッ

「ひゃ、っ!? やっ、何…っ」

突如、中に埋まっていたバイブが小刻みに振動を始め、美雪は何が起こったのか状況をうまく理解できないままその振動が与える刺激によって体をビクビクと跳ね上がらせた。

「このバイブ、5段階まで振動を上げられるようになってるんだ。ちなみに今はまだ1」

「やっ、やだ…これ…っ! 止めて、先生、止めてよ…っ!」

中を振動で弄くられるという今まで体験したことのない快楽に美雪は涙をこぼしてひたすらこの震えに耐える。

美雪の悲願など気にも留めず、北川はバイブのスイッチに添えた親指に再びゆっくりと力を込めた。

ヴヴヴヴヴヴヴ───ッ

「やぁああっ!…や、めて…ッせんせ…っあぁ!!」

一気に振動の強さを上げられ、強烈な快感が美雪の身体を襲う。

悲鳴にも似た喘ぎを上げてシーツを掻き、美雪は気が狂ってしまう程の強すぎる痺れを受け止めきれずに涙を溢れさせた。

「まだ3だよ? これくらい美雪なら耐えられるだろ」

「やだぁあっ!止めて、おねがぃ…っ!」

開いた脚をガクガクと震わせて泣き喚く美雪を尻目に北川は再び鞄の中をあさり、太めの医療用テープを一つ取り出した。

バイブが抜け落ちないようにしっかりと固定させてテープをバイブと美雪の体に貼り留めていく。

そして快感に悶え続けている美雪の体を支えて起こすと、平然と笑みをつくろって美雪に言葉をかけた。

「椅子に座って」

「あっ、うぅ…っ立てな…、っあぅう…!」

「しょうがないなぁ。ほら、掴まって」

北川に抱えてもらいながら立ち上がり、美雪半ば引きずられるようにして椅子まで歩き、ゆっくりと腰を下ろした。

「いゃ…っ!! …んうぅっ、う、あっあぁ…!」

座ったことでバイブがより深い所までねじ込まれ、美雪は机に突っ伏して熱い疼きに身をよじらせる。

「こらこら駄目だよ寝たら。これから復習問題をやってもらうんだから」

「…もっ、もんだ…い…っ?」

美雪の顔の横に一枚のプリントが置かれる。

美雪は震えながら頭を起こし、虚ろな視界でプリントに目を向けた。

…ざっと20問はあるだろうか。

プリントいっぱいに埋まった難しい文字の羅列に美雪の頭の中は真っ白になった。

「これが終わったらバイブ抜いてあげる」

「…こんな…っ、無理、ですっ…!っで、出来ないよ…!」

「無理じゃない。やるんだよ」

そう言い放つ北川の声色も目も、酷く冷酷な雰囲気を漂わせていた。

どんなにお願いしようと言われた通りにやらない限り解放されることはない。

「…そろそろ7時か…」

掛け時計を見上げて北川がポツリと呟く。

7時になると2人はリビングまで降り、母と妹と一緒に夕食をたべる。

それがいつもの流れとなっている。

「美雪は勉強疲れで少し休憩してるってことにしておくから。…俺が戻って来るまでに終わってなかったら…一気に5まで上げるからね」

「そっそんな…!!」

一問解くのがやっとな美雪にとってそれは到底無茶な課題だ。

美雪は必死に首を横に振って、北川の腕を掴んで部屋を出て行くのを拒む。

「それじゃあ…頑張ってね」

あっさりと美雪の手を振り解き、北川は何食わぬ顔で颯爽とドアまで歩いて行く。

「いや…っ! 待って!先生!せんせ…っ」


──バタンッ


美雪の乞いも虚しく、北川は部屋を出て行ってしまった。

一人取り残された部屋にバイブの音が無情に響く。

「…っふ…ぅう…!」

ブルブルと脚を震わせながら美雪は下腹部を押さえ、そして振動を続けるバイブのスイッチの部分にそっと触れてみる。

…振動を切ってしまえばいいんじゃないだろうか。それならなんとか問題を解く余裕はできる。

「…っ…」

しかし美雪はその考えを振り払うように頭を振り、止む無く唇を噛み締めながらバイブから手を離した。

誤魔化そうとしてもあの男は、自分にはわからない何かしらの理由で気づいてしまうかもしれない。

そんな予感がして、とても不正を行う勇気はでなかった。

「はぁっ、あっ…!! っく、ううぅ!」

椅子に座りなおすと再びバイブがグリッと奥まで食い込み、鋭い快感が美雪の体を駆け巡った。

ヴヴヴヴ…と耳障りな低音が身体の芯にまで響いて美雪の心をも蝕んでいく。

「んっ、んん…! っは、ぁ…っ」

それでも美雪は必死にペンを握りしめて問題に目を通した。

…しかし、目の前が涙とめまいで歪んで文字を読むこともままならない。

「ひうっ…! んっ、んぁ!ぁ、ああぁ…っ!」

そんな美雪を嘲笑うように冷酷な玩具はブルブルと膣壁を揺さぶって強制的な快楽を美雪に送り込む。

幼い身体にはその非道な責め立てを耐え続ける気勢など到底ない。

「ひっ、あ、あぁあっ…! ぃやぁ…っあっあぁ!」

もはや美雪は体を起こしていることすらもできなかった。

机に伏せた小さなその身を何度もビクビクと跳ね上がらせて絶え間ない刺激に悶える。

上気した瞳から涙がこぼれ、下敷きになってしまっているプリントへと伝い落ちていく。

(もう駄目…っやっぱり、スイッチを切らなきゃ…!)

キュッと唇を固く結び、美雪は意を決してバイブに手を伸ばす。


──ガチャッ!

「…っひ…!?」

スイッチに指先が触れたそのとき、突如部屋のドアが勢いよく開け放たれ、美雪は目を見開いて体を強張らせた。

「…なにやってんの?」

まるで爬虫類のような不気味な眼を鈍く光らせて北川は美雪を見据えながらドアを閉める。

(いつもなら部屋に戻ってくるまであと10分以上はあったはずなのに…っ)

美雪への仕置きを逃さないために北川は急いで切り上げてきたのだろう。

思考が止まってそんなことも考えつかない美雪はただただ驚きに頭を真っ白にさせて北川を見上げる。

想像通りの反応に北川はニタリと口を引きつらせて美雪の元へと歩み寄った。

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