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▼ チョコプレイ

「かっってぇ!! 何これ!? 鉄か!」

「チョコですよ!!」

ハート型をした一口サイズの黒い物体を上下の歯でギリギリと噛み締めながら眉をひそめる遥斗に、優奈は涙目でその物体の名を叫ぶ。


「あー。無理だ。これ以上力入れたら欠けるな。歯が」

「どうしてだろ…。ただ市販のチョコを溶かして固めただけなのに…」

「すげぇなお前…。錬金術師になれるぞ」

「うーーっ! 作り直すぅっ!」

「おい待て! これ以上手を加えたら、金属どころか謎の生命体が誕生するんじゃねーか!?」

「馬鹿にしないでよぉっ!! もういいっ全部捨てる!」

簡単なチョコすら作ることのできなかった悲しさと、ちっともフォローをしてくれない遥斗への怒りに涙を溢れさせながら優奈は遥斗が手にしていたチョコの詰まった箱を奪い取った。

「いやいや、なにも捨てることはないだろ」

「だって硬くて食べれないじゃん!」

「んや。食べる方法はある」

「へっ?」

ポンポン、となだめるように優奈の両肩を叩き、そしてそのまま肩を掴んでどこかへ誘導しようと押し始める遥斗。

「えっ? なになになにっ?」

「まあまあまあ」

不信感を抱きながらも遥斗にされるがまま部屋を移動させられ……

そしてたどり着いたのは茶の間の台所だった。


「はいここ座って。あ、その前にパンツ脱いだ方がいいな」

「ちょっ…ちょっと待って! 何する気かわかった!! やだよっ絶対やんないから!」

「まあまあ」

「まあまあじゃないっ!」

「じゃどーすんだよこのチョコ」

「もういいよ! 捨てるから!!」

「おい、それじゃあチョコとカカオを生産してる人たちが可哀想だろ」

「何言って……っ、ん…! んんんっ!」

強引にキスをされたかと思うと、突然固い異物を口の中に送り込まれ、優奈はビクッと肩を跳ね上がらせた。

口内中に広がる甘ったるい香りでそれがチョコだということはすぐにわかった。

互いの舌でチョコを転がすと次第にトロリと形が崩れ始め、甘美な味わいを一層濃く口内に広げていく。


「…っふ……、はあっ!」

チョコを溶かす為なのか普段よりも荒く熱っぽい遥斗の口付けに呼吸が追い付かず、優奈は無理やり顔を背けて遥斗から逃れた。

「おい。まら残っへる」

「だって…っ苦し…ッうぅ! 待っ…、んぅう…っ!!」

グイッと優奈の頭を引き寄せて遥斗は有無を言わさず再び優奈の唇を塞ぐ。

交差する舌はますます熱を高め、口内におさまりきらない唾液が溶けたチョコと絡んで顎を伝い落ちていく。

…そしてチョコと優奈を思う存分味わい尽くした遥斗はようやく優奈の唇を解放し、満足げに微笑んだ。

「じゃ、次はこっちな」

スカートの中に潜り込んだ遥斗の指が下着に掛かる。

酸欠と熱情とチョコの甘さによってすっかり脳内の蕩けた優奈にもはや抵抗する気力は残っていなかった。

ストンと下着を脱がされ、遥斗に抱きかかえられて優奈は台所に腰を下ろす。

「…なんでこんな濡れてんの?」

優奈の脚をM字に立てて、広げられた恥部を視界に捕えた遥斗は意地悪な笑みを浮かべて優奈に囁きかける。

「キスだけで感じたんだ?」

「しっ…知らない…!」

「ふーん? ま、とにかくこんだけ濡れてたら簡単に入りそうだな」

そう言うと遥斗は箱の中からチョコを一つ摘まみ取った。

「…んんっ…!」

チョコの表面に愛液を塗りつけ、それをゆっくりと膣口に押し込む。

十分に蜜を秘めたそこは異物を難なく呑み込んでいった。

「2つめ」

「ひぁ…っ! ぁ、ん…!」

初めての感触を味わう間もなく2つめのチョコが投入され、さらに3つめも一気に加えられていく。

そして遥斗は一旦中を確認するために己の指をヒクつく媚肉に突き入れた。

「もうドロドロになってんじゃん」

「いやっ…! あ、あっ、だめ…!」

掻き混ぜるように指を動かすと、グチュリという粘着質な水音が優奈の下腹部からこぼれた。

ひとしきり中の濃厚な液体の感触と熱を愉しんで遥斗は指を引き抜く。

その指には蕩けた愛液とチョコが淫靡に纏わりついていた。

「これなら全部入りそうだな」

ペロリと指についた液体を舐め取りながら遥斗は性悪な笑みを深めて囁くと、再び箱の中のチョコを手に取った。

「やっ…! あ、ふ…っぅう…! だめっ…もう入んないよ…!」

ひとつ、またひとつと次々にチョコが埋め込まれていく恥ずかしさと、膣内がどんどん圧迫されていく感覚に耐え切れず、優奈は泣き震えながら限界を訴える。

「まだ入るだろ? ほら」

「あぁっ…!! いやっ…もぉ無理ぃっ…!」

「これで最後」

「あっあ…! あぁあっ!」


全てのチョコを詰め終え、遥斗は軽い達成感に満ちた表情で小さなため息をひとつ吐いた。

ぎっしりと固形物を膣内は、わずかに動くだけでも中のチョコが擦れて淡い快感を生み出してしまう。

その刺激に身体が震え、その震えによってまた中が擦れて…と、止まない快感の連鎖に悶える優奈。

そんな優奈の頭を優しくポンポンと撫でると、遥斗はその場に膝をついて優奈の股間に詰め寄った。

胎内におさまりきらないほどにチョコが溶けだしているのか、ヒクヒクと収縮する蜜口からは褐色の液体が漏れだして台所を汚していた。

それを目にした遥斗は、もったいないと言わんばかりに素早く媚肉に顔を埋めて舌を差し出す。


「ひあぁっ!! あっああぁ!」

下から上へ、えぐるように舌を移動させてチョコを丁寧にすくい取る。

途端に輪郭のはっきりとした熱い快感に襲われ、優奈は堪らず嬌声を響かせた。

──グジュッ…ジュルルッ!

「やあぁあっ! だめっあッあ、あうぅっ!」

音を立てて溢れる蜜をすすり、優奈を恥辱と快楽の坩堝に追い込む。

とどまることなく熱を高めていく膣に舌をねじ入れると甘い液体がドッと遥斗の口内に流れ込んだ。

それをまた吸い取り、蕾や陰唇を余すことなく舐め上げると今度は、自ら皮を脱ぐほどに膨れた小さな実へと舌先を伸ばした。

「ひっ…!! あぁッ、だめ、そこは…っあ、あああぁっ!!」

優奈の制止を無視して遥斗は震える陰核を舌で包み、そして上下左右に揺さぶり始める。

「あぁあっ!! だめ、だめっ! イッちゃうぅっ!」

快楽の限界に震え、とっさに遥斗の頭を押さえる優奈。

それでも遥斗は止めるどころか更に勢いを増して陰核を襲い続ける。

鋭い電流のように熱く駆け巡る快感。

なす術もなく優奈はひたすらに鳴き声を響かせ、そして…

「イクッイク、あッふああぁああっ!!」

遥斗に導かれた甘美な法悦に全身を感極まらせた。


「あっ、ひぁ…っあぁ、あッ、あぁ…!」

頭の中がビリビリと痺れ、体が浮くような陶酔感に優奈は何度も小さな痙攣を繰り返す。

…だが、そんな力尽きた様子の優奈に遥斗は容赦なく更なる快感を送り込み始める。

「ひぅうっ…! ぁッ、ふあ…っあぁああ!やああぁああっ!」

ジュル、と吹き出した蜜をすすると再び陰核に舌を這わせ、今度はそこをキュッと摘み取るように軽く吸って口に含んだ。

絶頂を得て一層敏感になった淫豆を吸われ、そして舌先で転がされ、優奈はどうしようもない狂悦に髪を振り乱して子供のように泣き喚く。

「いゃあああっ!無理っ…もぉ無理ぃっ!いやッひぁあああっ!」

「こら。逃げんなよ」

尻ごみする優奈の腰を力づくで抱き寄せて遥斗は甘い液体にまみれた蕾に一気に2本の指を侵入させた。

そしてグチュグチュと執拗に中を掻き混ぜ、チョコの存在を確認する。

「まだ全部溶けてねーだろ」

「ひゃッ…!あうぅううっ!!」

捕えたチョコの欠片を押して膣壁をグリグリと荒々しく刺激すると、媚肉全体が激しくうねり、優奈が背中を仰け反らせて悲鳴を上げた。

あまりに強引な絶頂に優奈は瞳と蜜壺の上下で涙しながら全身をわななかせる。

…だが、それでも遥斗の猛撃は終わらない。

「ひぁううぅっ!!や、めて…っも…遥斗…!あぁッ!あああぁあーっ!」

指はそのまま膣内を侵し、ヒクつく陰核を再度吸い上げて舌で弄ぶ。

そんな拷問とも思える快楽地獄に、優奈はただひたすら鳴き悶え続けるしかなかった…。


・ ・ ・ ・ ・


「…っあ…ぁああ…っふぁ…!」

すっかり異物感のなくなった膣から指を引き抜き、遥斗は悠々と立ち上がる。

数など計れないほど絶頂へと追い込まれた優奈は、腕を伸ばしてきた遥斗にぐったりともたれ掛って焼けた息を吐いた。


「ごちそうさま」

そう囁き、遥斗は優奈の顔に汗でへばりついている髪をそっと掻き上げて、真っ赤な頬に優しく口づけを落とす。

そして悪魔のように不敵に歪んだ口をますます吊り上げて言った。


「次回作、楽しみにしてるから」

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