▼ バイブ放置
「やっ、やあっ オシオキいやぁっ!!」
身にまとったメイド服を振り乱し、弥生は男の手から逃れようと全身の力を使い抵抗する。
しかし男は容赦なく弥生の体を床へねじ伏せ、あっという間に手錠で弥生の両手をまとめ上げた。
M字に立たせた両脚の膝裏に一本の細長いパイプを通し、パイプに繋がっている2つのベルトで両方の太ももを固定する。
これでM字のまま、脚を動かすことは出来ない。
それでもなお抵抗を続ける弥生の叫び声と鎖の金属音が、冷たいコンクリートに四方囲まれた薄暗い部屋に響く。
「出来損ないの奴隷はしっかり躾てあげないとね…」
弥生を見下し微笑む男の手にはボコボコといびつな形をしたバイブが握られている。
「や…っ、やだあ! お願い、許して…っ」
「ご主人様より先にイった弥生が悪いんだよ。もっと我慢出来るようにならなきゃね」
必死に首を横に振る弥生を見向きもせず、男は濡れた蜜口にバイブを一気に突き挿した。
「ああぁーーっ!!」
脳天を貫くような快楽に弥生は悲鳴を上げる。
バイブを根元まで埋めると男は無情にもバイブのスイッチを最大にまで押した。
「いやぁあっ!ああぁっ!やだぁっ、おかしくなっちゃうよぉっ!!」
金属のこすれる音が一層激しくなる。
受け止めきれない快感に弥生はガクガクと身を震わせ、熱い愛液を散らせるしかない。
泣き叫ぶ弥生に男はニッコリと微笑みかける。
「……30分、イクの我慢出来たら解放してあげる。もし途中でイッたらまた最初からやり直しね」
「…っそ、な…!無理だよぉ…っ!やあああっ」
そう吐き捨てると、男はソファーに座り弥生の喘ぎ声をBGMに、平然と小説を読み始めた。