ピンクの林檎
俺、青学テニス部2年桃城武。
実はあの『不二先輩』が風邪で早退したらしい。
部活前、皆があまりに心配するので、チャリを持ってる俺が代表で様子を見てくることになった。いわゆる役得ってヤツ?
皆に愛されている不二先輩は俺にとっても天使そのもの★(……時折、悪魔っぽいが……。)
親密度&好感度アーーップ!!……のチャンスだもんな、ヘヘッ♪
「はい? あ、桃……どうしたの」
うわ〜シルクのパジャマ姿、最っ高☆
「見舞いっスよ、見舞い。不二先輩こそ起きて大丈夫なんスか?」
「今、ウチ誰も居ないから」
その時、先輩が俺の逞しい腕の中に飛び込んできた。……つーか、正確には熱でふらついて倒れ込んできたのだが。
「う……ん、ごめんね桃……」
熱のせいなんだろうが、うるんだ瞳……紅潮した頬……半開きの唇……乱れる息……。
「ほっとけねーな、ほっとけねーよ(←色んなイミで)」
気付くと不二先輩をお姫様だっこして家に上がり込んでいた。
「部屋、どこっスか?」
「二階、だけど……もういいよ、桃、風邪うつっちゃうから」
「先輩、キスしましょうか?」
「え……?」
「ヘヘッ、なんちって☆ 不二先輩の風邪なら大歓迎っスよ」
「……桃ってば」
「安心して下さい。家の人帰ってくるまで、俺ずっと傍に居ますから」
腕の中の先輩は返事の代わりにゆっくり微笑んでくれた。
部屋に到着するとすぐ先輩をベッドに仰向けに寝かせる。
苦しそうだな。
熱も上がってきたみたいだ。
その割には汗かいてないし。
「先輩……体温計るんで、ちょっとボタン外しますよ」
「う……うん」
無意識に身体を捩る姿が妙に色っぽい。り、理性がぁ〜ぁぁあ……落ち着け桃っ! 病気で苦しんでる先輩に欲情してどーするっ! しっかし……白い肌……これで乳首とかピンクだったら……。
今すぐ確かめてみたい衝動&妄想を無理矢理抑え、体温計を取り出す。
「38度6分ぅ〜!? スゲー高熱じゃん・・・」
ヤバいな。マジ欲情してる場合じゃないっつーの。
「えーっと、熱さましは、と、おっ!…あった」
ベッドサイドに置いてあった薬袋からさっそく解熱剤を取り出す。
「・・・嘘だろ」
坐薬ーーっ!?
不二先輩のケツの穴にコレを突っ込めって……か!?
そんなコトが許されるのかーっ!! ……とはいえ、これも人助け。
なーんて、内心……ニマリ★
「不二先輩……坐薬挿れますからね。ちょっと失礼しまーす」
先輩を俯せにし、下着ごとパジャマのズボンを脱がせる。白い形の良いお尻が露れた。
「やぁ……恥ずかし…ぃ……」
後ろ手にパジャマの裾を引っ張り、お尻を隠そうとする先輩。その仕草が可愛らしくて、もうっ、たまんねーな、たまんねーよ!
「先輩、坐薬挿すだけっスから。このままじゃツラいっしょ?」
「……う、…ん」
「すぐ楽になりますから、ね。手で隠さないで……もう少し足開いて」
「こう……?」
おずおずと従ってくれる。切羽詰まってるんだろうなあ。そんな先輩の弱みにつけこむ俺って極悪人!?
「もう少し……腰高くして」
「ん……こう…///?」
俺の目の前に尻が突き出されるような格好になり、ついに先輩の禁断の蕾が丸見えになった。
「……ピンク色」
先輩のソコは本来は排泄器官であると思えない程綺麗で、つい呟いてしまった。
「桃ぉ……あんまり見ないで……早く……挿れて…ぇ……」
恥ずかしさからか先輩が身を捩らせる。
その姿で! その声で! 挿れてぇン……なんて、健康な中学男子には刺激強過ぎっス。
ああっ、皆の憧れ、天才テニスプレイヤーの不二先輩が……こ、こんないやらしいポーズで俺におねだりを……。
ヤべぇな。ヤベぇよ。
───不二先輩すみません。桃城はケダモノです。
俺は興奮を何とか抑えながら坐薬を挿れ終えると、既にびんびんに勃ち上がった自分自身を取り出し、先輩の後ろに当てがった。
「先輩……坐薬だけじゃ心許無いんで、お尻にお注射しときましょうね」
高熱で思考能力が機能していない先輩を言いくるめると、腰を進める。
「注射? 痛くしないで……ね」
う……可愛いぃ。
溶け始めた坐薬が潤滑油となって難無く俺の先端は侵入成功……と、
その時……。
「桃城ーっ!! 何してやがるっ」
後頭部をラケットで思い切り殴られた。
「兄貴が風邪で倒れたと聞いて帰ってきてみれば〜〜」
「違うんだ、裕太っ……これは、そのっ、、先輩の風邪を俺に感染して早く治そうとだな……っ」
「バカに風邪は感染らねぇよっ……このバカ桃ッ!!」
END
◇あとがき◇
もう・・・ギャグなんだかエロなんだかι 桃ちん先っぽ入っちゃってます。
でも、ナゼかこの話好きだとおっしゃってくださる方が多くて(笑) 実は私もお気に入り♪(ぇ) しょーもない後日談もあるのですが、見ます?
ピンクの後日談
不二先輩の風邪が全快した頃、俺は不覚にも風邪で寝込んでしまった。
「ごめんね、桃。僕の風邪うつしちゃって……」
先輩はあの日の出来事は殆ど覚えてないようで、それだけが救いだった。
「お見舞いにリンゴ持ってきたんだよ。剥いてあげるね」
嗚呼、やっぱり貴方は天使です。
しゅるしゅると器用に剥いていく。感心して見入っていると、
「ふふっ、びっくりした? 実は僕……皮剥くの得意なんだ」
まっっ、そんな・・・皮剥くの得意なんて。なんて、大胆な///♪
俺は思わず股間を押えながら叫んでいた!
「不二先輩っ……俺のも剥いてくださいっ」
「・・・え?」
END?
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