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BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
- ナノ -


▼おまけ



(鬼)なあ豪炎寺
(豪)何だ鬼道
(鬼)円堂ってあれは天然だよな
(豪)あれは天然だ
(鬼)意識してやってる訳ではないよな
(豪)ああ
(鬼)以前は気にならなかったんだが何で円堂は雷門を名前で呼ぶんだ?キャプテンだからか?それとも…す、好き、なんだろうか
(豪)鬼道、俺もよく考えた…キャプテンだからか…一年生の頃からの付き合いだからなのか…好き、なのか…円堂の方が木野とは付き合いが長いからな…
(鬼)俺も途中参加だ…
(豪)気になるよな
(鬼)ああ気になる
(豪)だが鬼道、風丸の話だと円堂はいつもあんな調子らしい…サッカー部は皆大好きなんだとか…、1番好きなのはサッカーボールだと
(鬼)何?人間よりボールなのか、うーん…納得してしまうのが不思議だな
(豪)ああでも俺も皆の前で名前で呼びたい
(鬼)全くだな豪炎寺…気持ちは分かる
(豪)呼ぼうとすると、物凄く恥ずかしくなるんだ、何故なんだ
(鬼)それは意識しているからだろう
(円)「おーい秋、夏未〜これ見てくれよ〜」

豪炎寺、立ち上がる
それを鬼道が落ち着かせ座らせる

(鬼)まあまあ豪炎寺、あいつはまだガキなんだ…恋なんて知らない、だから俺達の気持ちもわからないのさ
(豪)木野…ああ、あんなに笑って
(鬼)耐えろ豪炎寺、もうすぐ部活も終了だ、お楽しみはこれからだろう?俺なんていつ2人で会えるのか全く未定なんだぞ
(豪)すまない鬼道…
(鬼)いいんだ豪炎寺…

(半)「風丸、あの2人、あんな端っこに座り込んでボール転がしながら何してんのかな〜?」
(風)「放っておけ、きっといろいろあるんだ、関わるな」




※こんな風に話合ってたら萌える…!



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