でんぱのこえ

「脳味噌の裏側の、僕の死角から、ずっと囁かれるんだ」

「死なば諸共って事ですよぅ、黄泉の道もアンタと一緒なら迷わず歩けそうさ」

「視神経が長過ぎるのがいけないのよ」

「僕の掌にいる蟲が見える?こいつらが僕を食べて僕に成り代わるんだ」

「その時ね、頭の中が焦げる臭いがしたの」