やまとことばで七題
〔やまとことば〕とは、古き良き日本の恋の暗号です。
解説は消しても付けてもどっちでも可。
1/あなたに会えて私の心は卵の川流れです
2/さよならとはつれない言葉。私を見てよ、まるで梅の立枝の鶯よ。
3/笑いますか?三国一の那智の川、なんて。
4/背中の鉄砲を望みます
5/十艘の船に灯ひとつ。意味をわかって下さい。
6/手に入らないのが悲しいだけ。所詮、宿り木。
7/俺の恋人は梨の木の下の昼寝って感じなんだよ
〔解説〕
1/卵を川に流すと浮き沈みしながら進む。つまり、ウキウキする。という意味。
2/梅の立枝の鶯は、声をあげて泣くばかり。
3/三国一の那智の川→水に惚れた→見ずに惚れた
4/鉄砲を負う→鉄砲を放つ→負うて放つ=逢って話したいです
5/十艘の船なのに灯はひとつ、残りの九艘には灯なし。
九艘は暗い→くそうくらい→くそくらえ(糞喰らえ)。つまり「あんたなんか嫌いよ」という意味
6/宿り木とは他の樹木に寄生する草木。つまり、かりそめな契り。
7/梨の木の下の昼寝→上には梨→この上梨→この上ない人だ(最高の人だ)という意味。