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2015 / 10 / 22 彼女の横顔


久しぶりに友人とドライブからの食事、少しお酒を飲みました。いや、少しじゃないな割と飲んだな。友人のAちゃんとはもう10年以上の仲で時々食事したりお酒を飲んだりしている。まあ、今回飲んだのは結構久しぶりだったな。彼女の好きな雑貨屋を一緒に回ってそれから居酒屋に行った。
2ヶ月ぶりぐらいに会うんだけど全然そんな気がしないし、話し始めると趣味は違えど関わる人の雰囲気だったり生活の中でのリズムや趣向は似ているのかもしれないなと再確認した。正直、私は飽きっぽいというかアニメや漫画のキャラクターにそんなにはまらない。人が好きなものやアニメや漫画の話の内容を聞くのは本を読むのが好きであるのと同じで好きなんだけどね。その面で彼女と私は趣味が違うけどくだらない話から生活に関わる深い話をして笑ったり泣いたりできるのは、何かしらの重なりをお互いが持っているからなのかもしれないね。
居酒屋で最初はふざけた話をして笑っていたんだけど途中で彼女がホロリホロリと話し出して、彼女は半年前に母を亡くしてしまって私はお葬式と法事に参加させてもらってそのあともいろいろ話は聞いていた。小学生くらいまではとても涙もろかったのにこの頃というかある時期から気丈に振舞うようになったのもお母さんのことがあったからなんだろうなと思う。
彼女は職場での悩みや家族との悩みを淡々と話しながらごめんねと涙を流していた。「急に泣かれたら困るよね」って泣いていたけど私は凄く嬉しかった。我慢することや抱え込むことが増えた彼女が恋人にも見せない涙を私に見せてくれた。言葉にして話してくれたことが嬉しかったし、私が物理的に助けようとしても何も力になることはできないだろうけどこうやって少しだけでも相手の気を持って軽くしてあげることが出来るのなら良いと思った。気恥かしそうに涙を流す彼女に「泣いても良いさ、今日のはお酒のせいにしたら良い。今泣かないとあとでしんどいよ」だなんて格好つけちゃって今考えると何言ってるんだとこちらのほうが恥ずかしくなるのだけれど良いお酒が飲めたな。Aちゃんに幸あれ。



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