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誰かの言葉を好きなように飲み込んで傷ついて泣いて恨めしくなって阿呆らしい。夏が秋に包まれていく。いつもはつらつとして暑苦しい夏をおだやかな秋が優しく諭していくようにつれていく。台風が走り去っていけば秋がくる。



投げやりになり、言葉を捨てて文字を並べて殻に籠っていたころのことを思い出す。殻の中でずっと信じていたのかもしれない。そして裏切られたくなかったのかもしれない。自分の理想や、自分の奥にある弱さを身をもって感じ、気づいたときにその弱さに自分が立ち向かえると思えなかったのかもしれない。
人は脆く、考えているよりも精一杯に生きていて周りが見えていない。自分で思うほどにふがいないわけではないのかもしれない。無力さも当たり前で弱さも持ち合わせていてそれが人間なのかもしれない。まだ無意識にありたい自分ばかりを並べて盲目になってしまう日がある。
あるがままに生きよう。



時が流れて年だけが積まれていく。望まなくても積もっていく。積もる時を振り返っては悔やみ、時には微笑み。今を大切に生きようと思えるようになったことに気づいた。



自分の奥にある気持ちを否定しているのかそれとも否定したい部分なんてないのにただ否定する何かがあることが自分の中の何かもどかしさの隠れ蓑になっているのか。



それをとても苦く私がどうしても好くことが出来なくても他の誰かはその苦さを好むこともある。だからこそ、それぞれが持つ多様性を知りそれを肯定していたい。口にしなければ近づかなければ、拒絶せず済む。ただそれがそこにあることを認め一つの在り方として自分の中に置いておくことが出来る。



嘘で武装するほど心は弱くなっていくし、嘘の壁が高くなるほど本当がなんなのかわからなくなる。



忙しく活動している合間にする思考が一番楽しい。考えることで強いられない。片手間な思考が一番気持ちよい。それが多少マイナスであっても体が確実に前に生きようとしている時はマイナスに支配されない。



久しぶりに書く。今の職場で働いてから一年経った。20歳を過ぎてからの時間は学生時代の時よりもとても早く感じる。でも思い返してみれば、一番、大学を休学していた時が長かったかもしれない。毎日がどんよりしていた。考える時間が多すぎることが私の足を重くしていた。今は前よりも忙しない時間が私の生活にリズムを与え、マイナスな気持ちも上手い具合に私の生活をスムーズに動かすための習慣になっている。人は籠っていてはいけないなと改めて感じる。まだ人と関わることに対して深読みしすぎてしまう面があるけれどこれから少しずつそれもいい風に持ちながら足取り軽く生きたい



##amz_B00065UB0S#S#
この前、この映画のリメイクをNHKでやっているのを偶然見た。食い入るように見ていた。誰か一人を悪く言えるようなそんな話ではなく、ある経緯が確実に人を作っていた。人を愛するということはある種の学び、学習なのかもしれないと感じた。愛されることを知らないものは愛を学習できていないので人に愛を与えることが困難になる。幼いころ、小さな刺激を強く受け止めていたからこそ、成長してから知る愛はこじつけになる。小さいころ、自然に吸収される愛を大人になってから得ようとするとすぐに欲求不満になる。幼い頃よりも自然に吸収できない、強い刺激として感じられなくなってしまう。
そんなことを考えた。行き場のない思いが沢山溢れてきた。



自分が作り出した悩みで自分を殺そうとしている。そんな毎日に息が詰まる。空がイラつくほど青くて気持ちとは裏腹に足取りが軽くなる日々に嫌気がさす。思い出そうとすると忘れてしまう沢山の記憶にいつの間にか埋もれている。世界は狭いと思う。けれど広いと思いたい。どこまでもどこまでも続いていてほしい。私は本当に疲れやすいのかもしれない。誰よりも怠け者なのに生きることに疲れている。明日を考えずただただ眠り続けたい




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