※日記で書いたモンスターパロネタ。
※かなり捏造設定。
※両軍全員生存。

以上のことを踏まえた上でご覧下さい。










◆◇◆◇◆





20XX年 某日。

うっすらとした寒さの秋から凍えるような冬へと季節が変わり、人々は足早に我が家への帰路を辿る。

落ちる時間がどんどんと早くなった太陽は夜の帳が降り始めた空に残照を残すだけで、今はその姿を見ることはできない。

ぽつぽつと住宅街の路地に電灯が灯る中、その中のひとつの傍らに男――オプティマスは座り込んでいた。


「…はっ、はぁ…」

オプティマスは呼吸を荒げ、額に脂汗を滲ませながら、何かに耐えるようにシャツの胸元を強く握っている。

海を思わせる深い青色の髪やシャツの隙間から覗く肌は、既に血の気を無くしていた。


――不意にそんなオプティマスの視界に、誰かの靴先が入る。

「…あんた、大丈夫か?」

「!」

「直ぐに離れて行くだろう」と頭の隅でぼんやりと考えていたオプティマスは、その予想に反して掛けられた声に、びくりと体を震わせた。

次いでゆっくりと声の主を見上げる。

――掛けられた声は言葉遣いこそ荒かったが、柔らかいその声音は女性特有のもので、自身の知る女性のものではないと判断しての行動だった。


「……?」

声の主と目が合った瞬間、オプティマスの頭の中に"彼女とは初対面ではない"という漠然とした考えが浮かぶ。

どこか見覚えのあるその顔に、オプティマスは首を傾げた。

その間にも、声の主はうんうんと唸りながら、何かを考えている。

そして漸く考えが纏まったのか、唐突にオプティマスに手を差し出した。

「?」

「……取り敢えず、私の家に来るか?看病くらいしか出来ないけど」

そう言って、困ったように笑う声の主の手に、オプティマスはゆるゆると己のそれを重ねる。

そして、ゆっくりと立ち上がった。



息苦しさや苦痛は未だオプティマス自身を蝕んでいるが、オプティマスはそれを感じさせない程に柔らかい笑みを浮かべる。

それにつられるようにして、声の主も穏やかに笑った。





吸血鬼、拾いました





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結構前に日記でほざいてたモンスターパロネタ。

誰得すぎて泣きそう…(;ω;`)


…あ、夢主の名前が出てない←




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