あさのさんがtwitterにてクリスマスになさっていた伊鉢伊祭をまとめさせていただきました(*^^*)



全部クリスマスが悪い。伊鉢伊祭りで世界を破壊していこうと思います。OSGさま提供「GAME」100お題使用。字数関係でタイトル書けないかもしれませんすみません。


伊鉢50.「スーツケースは?」「大丈夫」「飛行機何時?」「5時のフライトですね」「あそ、僕は8時だわ」「迷わないで下さいよ」「間違って乗っても着いた所で降りるよ」「やめて下さい」「もう会えないかもしれないけど…それもいいかな、とか僕的に」「奇遇ですね、同感」【旅立ちには最高の日】

伊鉢49.人生はちょっとの誤魔化しや可愛らしい嘘がとても重要である。俺達の関係だってそこら中にあるもつれや辻褄の合ってない所を、先輩はその可愛らしい笑顔で無かったことにする。正直とても助かっている。あの笑顔が無かったら凄く疲れる関係だと思うから。人生美味しい所取り、それもあり。

伊鉢48.「愛してるって言ったらどうする?」「信じますよ」「それ嘘?」「はい」「ほんと可愛げのない後輩だね、お前は」「何とでも」「じゃあ大嫌いって言ったら?」「そんなの信じませんよ」「それも嘘?」「…まあ、そんな感じ」「ありがと。僕のは本当だけど。」【一粒で二度辛い】

伊鉢47.「…はち、はちあ」「はい…何やってんすか」「鎮痛剤が、効きすぎあ」「はい?」「…起こしえ」「…っしょ、何でそんなんなるまで飲んだんですか」「ちょうどいいと思ったんだけど…今年のヨモギは濃度濃いわ〜」「はあ…」【製作者の割には効く薬】

伊鉢46.あまり弄んでやるなよと仙蔵に言われた。なにか、僕はあの子の前で先輩面をしなきゃいけない訳か。何の為にああいう頭のえらい奴を恋人にしたかわかりゃしない。もし僕に溺れたとしても絶対に泣いて縋ってきたりしない、そういうのを選んだんだから。【誰かに振り回されるような奴じゃない】

伊鉢45.【傷つかないなんて、二人が存在している以上ありえないこと】なのに僕らはその傷を恋と呼んでいる。病で苦しんでいる人がたくさんいるのに、病を味わって生きている。哀し切なしを至上として涙を舐めあいながら、歓喜の幻影を見ている。ねえ何故誘いをかけたの。僕はお前を誘ったっけな。

伊鉢+仙44.最近鉢屋を通わせているだろう、単刀直入に問うと「えへへえ」と会話を打ち切られた。鉢屋の怖いもの知らずもここまで来ると馬鹿だ。伊作の腹を見せない所に惹かれているのか知らんが骨抜きにされて頭から食われるのが落ちか。ああ鉢屋、最近まれに見るいい人材だったのに。【いい餌食】

伊鉢43.予知とかそんなカッコいい物じゃないけれどお互いの行く末っていうのは何となく想像できた。勿論そんなにいい最後じゃない。忍者という職業の不条理さに翻弄されて死ぬのかあるいは自分のうちに飼っている物にのみこまれて行くのか。どっちにしても一緒にいるのは相乗効果でしかないんだよ。

伊鉢42.たかが1年の差しかない癖に、何かにつけて「そりゃ古い付き合いだからな」と得意そうに言う食満先輩に腹が立つ。俺だって1年生の頃から伊作先輩の事は知っているのに。それよりも腹が立つのは、伊作先輩が体よく俺を追い払いたい時に含み笑いでその言葉を借りることだ!【古い付き合い】

伊鉢41.今まで色んな事を俺のせいにされて来たけれど、今度という今度は伊作先輩が悪い。動機が「だって、鉢屋怒らないと思ったし」なのも、本気で怒っている俺にまるで頓着しないのも、起因内容事後処理まとめて100%先輩が悪い!!【100%悪い】(竹谷を誘惑するなんて!)

伊鉢40.「鉢屋!」雑踏の中で耳に引っかかってきた、甘い痺れ。4年ぶりに目にしたあなたはもう何もかもふっきれたような笑顔で立っていた。傷つけあった事も、共に迎えた絶望も、もう夜が明けて過去の物になっている。俺だってそうだ。だからこんなにも寂しいのだ。【賑わう町の中で声がした】

伊鉢39.例えば俺よりもあんたの事を理解できる人がいたとして(無論俺にも)、やっぱり俺達はこの関係を忘れてしまうんだと思う。雷蔵や食満先輩は忘れないけれど、俺達の関係は塗り替えられてしまうんだと思う。つまり運命の相手というのは一人じゃなくて…嘘。やっぱ嘘です。【例えば、俺よりも】

伊鉢38.例えば二人とも方隣りは食満先輩や雷蔵で固定されているけれど、もう片方がお互いかと言われるとトンとそんな気がしてこない。核の周りを二つの電子が回るように、何かわからない共通の感覚を手さぐりに確かめ合いながら、その向こうに相手の姿を垣間見ている。【隣をキープ】

伊鉢37.青空が見えない所でキスをした。木下先生の集合の声が遠くで聞こえる。偶然実習場が同じだった俺たちは出会うや否や自主学習に没頭して、互いの課題を何一つこなせなかった。駄目な二人でお似合いだと思う。名残惜しく肌を吸って、もう一度キスをしてから離れた。【青空が見えない所】

伊鉢36.常に死を迎える身でありたいと思っている。自分が歩いてきた軌跡はいつも短く切り詰めて、未練も思い出もなく、当然これからの予定も持たず、常に今しか見えない生でありたい。いつでも死ねるから、いつも飛翔していられる。僕が捨てたものを全部あの子が拾ってくれるから、それができる。

伊鉢35.本当は気に入らない所もたくさんある。僕を見て意図のわからない笑い方をするのも、三郎と挑発しあうような目配せをするのもすごく気に入らない。普段は先輩は先輩の、僕は僕の役割をこなしているから特に接点はないのだけれど、いつか、きっと、【君の相棒はすごいなって言わせてやる】

伊鉢34.「食満先輩、最近スランプなんじゃないですか?模擬試合とはいえ5年生の俺なんかに優勝ゆずっちゃって。」「うるせえお前暗器使っただろ!見てたぞ!」「忍者は反則しても勝てば「留さん大丈夫!? 医務室行こ…僕に掴まって」「お、サンキュ。じゃあな鉢屋」「」【男は勝利を掴んだ】

伊鉢33.「鉢屋はさ、僕が結局留さんを切れなくても、薬で人を殺しても、殺すつもりの相手を治しても、思ってる事の半分も言わなくても、思ってもない事を言っても、信じてない善で後輩を導いても、別に命が惜しくないのも、笑っても、泣いても、」【平気なふりしかしない】(知ってるんだから)

伊鉢32.【とても似ている世の中なのに、二人の心は反比例した】同じ世で違う心のまま寄り添うのがいいか、違う世で心同じくしたまま思いあうのがいいか、はっきり言って俺にはよくわからない。それでもやっぱり雷蔵の事は愛している。それをどう伊作先輩に伝えたらいいのか、何年も迷ったままだ。

伊鉢31.そして目の前に血と星が飛び散った。手を伸ばした先の包帯男が優雅に足を組んだまま、頬杖をついてにんまり笑う。誰が俺を殴ったか、振り向かなくてもわかっていた。この乱れがちな呼吸と重心のおぼつかない足取りは……。「おつかれさま、伊作くん。」【そして目の前は】

伊鉢30.「僕への評価のうち外見って何%くらい?」「98%くらいすかね」「ひど!あとの2%は?」「器用さとか…。俺の外見の評価は?」「2%くらい」「雷蔵に謝って。性格は?」「2%」「あとの96%は?!」「全体で4%」「先輩算術嫌いでしょう」【外見で判断】

伊鉢29【この世で一番こわいもの】「え?決められない事かな〜。究極の二択とかさ。三郎は?」雷蔵か先輩か、俺の究極の二択はそれだ。そうじゃなくて、俺が一番怖いのはそのどっちかを選ぶ事じゃなくて、世界で一番怖い人がその選択肢に入ってるってこと。そして結局は彼を……いや、やめよう。

伊鉢28.あの人を選んだ時、自分が恋する相手として相応しいかどうかを検分をしなかったわけではない。まあ顔がいいぶん頭があほでも多目に見るかって気持ちだった。口もきいた事ないうちから頭の中で犯した。過去の自分に言ってやりたい、やめとけ人生棒にふるぞって。【恋に夢見た男の話】

伊鉢27.「泣かないで」「……」「また会いに来るから」「うそ、」「追っかけてきてもいいから」「行きません」「ねえ泣き止んでよー…今からそんなんじゃ心配しちゃうじゃん。笑って送り出してよ……明日の、卒業式」「明日泣けないんから今泣くんです!」「もう…」【感情を殺せなかった】

伊鉢26.【誰にも見られちゃいけない】「とか未だに思ってんの?」「わ、悪いですか?」「ゆーて結構見せてるよね」「親と学園長先生と竜王丸先生と雷蔵だけですよ」「それと僕」「あれは……」「秘密は持つけど打ち明けたがりなんだよね、お前って」「……」「打ち明けられるような人を探してる」

伊鉢25.ごめん鉢屋、疫病患者は皆灰にして埋めるのが規則なんだ。僕の医者としての立場わかっておくれね。僕は、いつかお前を裏切って自分の生き抜くための手段にするんだろうなと思っていたけれど、まさかこんな最期は考えてなかったよ。……おやすみ。【埋められる】

伊鉢24.【僕がいない地で、お前はどんな笑顔ですごすの?】「え、普通に…雷蔵と双忍してると思いますけど…?」「いーやお前はもうこの状態に慣れてしまったからね。僕がいなければ雷蔵との関係もバランスを崩して転覆するに決まってる!」「妄想で拗ねないで下さいよ」

伊鉢23.【空を飛んでいる】「…つまり先輩の下で空に変装しろと」「できないの?」「無茶言わないでくださいよ」「クリスマスじゃないの」「聖夜でも奇跡は起きません」「え〜できるでしょ顔だけ夜空とかでいいよ」「顔だけブラックホールはできますよ」「それはイヤ…もういいか普通のセックスで」
伊鉢22.「先輩、あんたちょっと、黙って下さい…ニヤ」「…何してるんですか?」「お前の真似」「俺そんなことしません!!」「してるしてる。いっつも変質者みたいな笑顔で厨二臭いこと喋ってる。」「先輩、あんたちょっと、黙って下さい!!」【至極ニヒルな極上の笑み】

伊鉢21.【悲劇のヒーロー】「って、どんなの?」「子供助けて死ぬとかじゃないですか」「死ななきゃいけないのか」「なにか?」「僕には向いてないなあと思って」「まああんたはね」「酷い」「…誰かの業を肩代わりして破滅してしまうのもアリかな」「何それお前ヒーロー気取ってるわけ?」「フン」

伊鉢20.不安な現実。この人から逃れられない。確かにそうなってみたいと願ったけれど、実際にそうなってみるとこの先どこへ行けばいいのかわからなくなる。袋小路は楽園の様子を呈し、夢のような現実に気が遠くなる。「鉢屋おまえ 自分でここへ 来たんだよ」【不安な現実。夢のような、現実。】

伊鉢19.「クリスマス何欲しい?」「死神の目の逆バージョンみたいな…」「は?」「顔見て名前と寿命がわかるんじゃなくて、名前見たら顔がわかる みたいな」「もしかしてデスノートの話してる?」【素敵なアイテム】

おまけ「今日よる部屋使っていい?」「保健室でやれよ」「留が保健室行きなよ」「何でそうなる?!」「保健室飽きたもん」「可哀想な保健委員たち…」「じゃあ用具の詰所使わして」「保健室行け」

おまけ 「何であんたんち俺が大掃除してんですか!」「え〜風邪人をいたわってよ」「一軒家に独り暮らしとか超無駄」「じゃあ来年からお前も住めば?(ちゅっ)」「?!」「ほれほれ」「……風邪うつった」

伊鉢17.【悲しくても、苦しくても、そんな感情は持たずに人を笑わせる】雷「さぶろうのこと?」鉢「伊作先輩みたいなこと言って・・・」伊「あまり意味のないことだと思うね。」

伊鉢16.それが毒だったとしても知らないふりをして飲んだだろう。お前のイケナイところの薬、と渡された薬は結局何だったのか聞けてない。鎮痛剤と言われれば傷が痛まなくなってきたような気がするし、安定剤と言われればそんな気がしてくる。「結局なんだったんですか?」「プラシーボ。偽薬。」

伊鉢15.死ぬんだろうなと思った。鉢屋の腕の中で死ぬなんてなんという事だ。何かやってやろうと思って生きてたわけじゃないけれど最後にこれしか残らないなんて皮肉。確固たる何かを得たかった。裏切らない何かが欲しかった。鉢屋、お前のこの先を、僕にたむけてくれるのか。【永遠を、望んでいた】

伊鉢14.慟哭の中でも意識を立て直す。もうこの人の顔を見ることはなくなるんだ、細部までよく目に焼き付けておくんだ。いつでも再現できるように。また会えるように。腕の中で血と泥に汚れた伊作先輩は生きてるみたいに温かい。よく見ておくんだ、三郎。見ろってば!【涙のせいで見えないまま】

伊鉢13.「あ、ねこ」「どこ」「逃げた」「アイス食べません?」「いいよー暑いし」「チョコかバニラか」「ちょこ」「何か期末テストの最中なのに昼だけで帰れると平和な気持ちになれますよね」「夜に泣くのにねw」「うち来ます?」「親いる?」「ええ」「ま、いっか。」【手 を離さないように】

伊鉢12.「ねえ待ってよ!12時の鐘がなんだっていうの!まだ舞踏会は続いてるんだよ、かぼちゃの馬車とか意味わかんない!ねえ僕のお妃狙ってんでしょ、僕にやられたいんでしょ、せめて素顔見せてよ!やってやんよ!」「うわああああああ あ!!!!!!」【脱げたヒールをそのまま残して逃げた】

伊鉢11.「スタントマンつけてくださいよ!!」「いらないいらない。お前何年俳優やってんのさ」「あんたはいいですよ拳銃ぶっぱなすだけなんですから!」「つべこべ言わ ないカメラ回ってるよ」「死ぬ!!」「だ〜いじょうぶ!だって」【崖から落ちても、お前は生きる】

伊鉢10.【暗殺計画は慎重に進めなくてはいけない】「…で、これで誰を殺すんだっけ」「食満先輩でしょ?」「何で留さんを殺さなきゃならないの!!不破じゃないの?」「何で!…あの…あんたは雷蔵が邪魔なんですか?」「そう言うお前は何で留さんが邪魔なの?^^」「……死ねばいいのに」

伊鉢9.「もうやだこの薬副作用きつい……」「それしか無いの。」「とかいって実験なんだろ? データが欲しいだけだろ?」「まあね」「もういい総合病院行く。診断
書いてよ」「ご勝手に?この世でこの奇病を研究してる医者は僕一人だけどそれでもいいならね」【階段を上って 一番奥が医者の部屋】

伊鉢8.俺にはわかる。この学園という箱庭を出たが最後、あんたは自分が作り出した光に食い尽くされる。そしてそれに誰も気付きはしない。あんたは一人ぼっちで世界からいなくなるんだ。俺以外に闇を分かち合える人などいない。卒業……もう、あんたに会えない。【願いであって祈りではない】

伊鉢7 僕にはわかる。君は白粉の鉛で中毒して若く死ぬだろう。進行を遅らす為に夜こっそりと吸わせている薬も、学園のルートがなければ手に入らない。鉛で醜く歪んだ君 を、僕は将来背負いきれずに見捨てるんだと思う。いつか、必ず、君を。【知っているけど、教える事はできない】

伊鉢6(おやまあこの子は、自分の存在の基盤まで不破に負い被せようとしているよ。僕とこうしていたって結局は不破に大元があるという事に安心している)(全くこの人は、暗い部分が本質の癖に明るい部分も自分だと本気で思い込んでいる。嘘もつき続けると真実になるという事か)【影と追いかけっこ】

伊鉢5.こんな道化は見たことが無い。戦の終わった園田村で敵兵の手当てをする伊作先輩を見て久しぶり背中に悪寒が走った。人好きのする笑顔を振り撒き、朝の光の中を忙しく駆け回っている。屈託の無い笑顔に支配されている。朝日に骨の髄まで蝕まれている。【こんな道化は見たことが無い】
伊鉢4.僕の犬になって、本当はそう言いたかったんだろう。一面識もなかった頃、どうやって近づけばいいのか思案しながらも先輩が俺に目をつけているのは気付いていた。今と違って毒のない眼差しで。だから俺はハメられてあげたんですよ、知らなかったでしょう【愚かなフリをするのはなかなか大変】

伊鉢3.僕のこと好き?と悪戯に尋ねれば嫌いですと鉢屋は即答してきた。平然とした横顔にまた僕のこと好き?と問えば再び一蹴される。うざそうに背けた顔へ回り込んでまた尋ねる。好き?好き?星の数ほどの問いかけ、100回くらいやれば彼の耳が赤くなることを僕は知っている。【勝ち目の無い戦い】

おまけ「プレゼント何がいい?」「え…?」「ねえ何がいい?」「何か企んでます…?」「馬鹿。何がいいの?言ってごらん」「……クリスマスプレゼント何がいいですか?」「……(゜_゜)」

伊鉢2.「痛!」「はい終わり。包帯巻くね」「…何で、俺が怪我してるってわかったんですか」「だって腕かばってたし」「ああ…」「おおかた昨日の極秘任務で」「え、」「不破を庇って囮になって」「あの、」「高坂さんにやられたのかな〜と」「………。」「^^」【情報網はいつも完璧】

伊鉢1.とりあえずわかった事は一つだけ、先輩の行動にいちいち根拠なんて無い
。この間まで人当たりよく振る舞うために常に神経を尖らしている人だと思っていたが、そうじゃない、人と接するのが面倒臭いからなげやりに人当たりよく振る舞ってるだけなのだ。




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