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当日、初は男性の様な出で立ちで久の買い物付き合った。

「楽しそうだな。」
「だって久しぶりに初とデートだもの。」

初は息を吐いた。

「あんたがその気になったら男などいくらでもどうにかなるものではないのか?」
「う〜ん。」

久は考える仕草をした後。

「男の人は沢山居るけれど。初より強い人は中々居ないでしょ。」
「あんたは私と結婚したいのか。」
「初がそれで幸せなら私は構わないだけどね。」

言われた内容に押し黙る。

「嫌だ。何真顔で驚いてるのよ。冗談よ。じょうだん。これだから初は可愛いだから」

そう言って久は初にぎゅうっと抱きつく。
初は戸惑いながらも呆れた。



 

















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