13 「私の勝手な判断だから例外があるなら改めるわ。でも悪意があったと感じたなら、貴方に其なりの意趣返しさせて頂く可能性は有るかしらね。」 久は笑って居るが、目は決して笑って居ない。 久と総司の携帯両方にメールを知らせる音とバイブレーションが感知させる。 「戻りましょう。美津からだわ。」 久は嬉しい気な表情。 久と歩きながら総司は話掛ける。 「僕、あの保健室以後、はじめ君とあってません。」 「それは、貴方が避けて居るの?それとも初?」 「僕ははじめ君と話をしたいと思って居るし。はじめ君を知りたいと思ってます。」 「なら、話てみることね。じゃないとあの子、本当に誰の手の届かない所へ行くかもしれないわ」 「それ、どういう…」 2 1 86536 |