「…では来週からもう出国されるのですか？」

『そうなのよー、赤塚商店街の福引きで運良く1等当てちゃってね!』

「ふふっ、おめでとうございます。久々の夫婦水入らずの時間を楽しんできてくださいね。その間…」

『…ごめんなさいね。会ったこともないニート達の世話をお願いしてしまって…』

「いえいえお気になさらず。おそ松君とチョロ松君とは少しですけど面識がありますし…それに一人で暮らすにも少々寂しさを覚えてきた頃でしたので…ふふ」

『…そう?じゃあお言葉に甘えてお願いするわね、紫ちゃん』

「はい。…大切なニートさん達をお預かりさせて頂きますね、松代おばさん」


(或る日の電話)