…どうして、こんなに暖かいんだろう…?
「姫」
「何でしょう?政宗様」
「次のpartyで天下が決まる」
「!」
「絶対死ぬなよ?」
不敵に笑って、六爪を装備する政宗様。
私も蛇腹剣を取る。
「…御武運を」
「お前こそな、You see?」
「くす…わかっています」
あの時に戻れたら、なんて、言わない
「姫!」
胸が焼けるように熱い。
ああ、討たれたのね。
起き上がれない。
息が、出来ない。
死とは、こういうことなのですね…?
「ま…むね…さ…」
「姫!姫!!」
聞こえているわ、政宗様
叫ばないで、
泣かないで、
「…あなたの……天下、みた…いで…」
「わかってる!だから生きろ!」
「…あ…りが、と…」
どんどん血がなくなって寒い筈なのに、
あなたの腕の中だから、こんなに暖かい
嗚呼、そんな顔をしないで、
最後にもう一度、笑って?
(無理な願いだとはわかっているけど)