マサ蘭→在るはずもない世界 | ナノ
よく晴れていてとても清々しくいい天気の今日は練習も捗る。相変わらずキツいメニューだが心も晴れ晴れしていた。それは気になる先輩と練習しているのかはたまた天気のおかげなのか。今日は何かいいことが有りそうな気さえする。
「狩屋、次はシュート練習するぞ」
と霧野先輩に言われ、駆け足でついていった。気になる先輩とは霧野先輩の事だ。女より可愛い顔をしながら意外と気が強いギャップに惹かれていた。
「狩屋!ボケボケするな、早くこい」
「あ、はい…」
やっと正気に戻り、先輩と練習を引き続きやり始めた。華奢な割にパスの力なんかは結構ある。そこもまたいい。次々にパスをしてシュートをしての繰り返しを何度かやっていたら、もう練習も終わっていて、みんな片付けをしていた。片付け終わった人からどんどん帰って行ってしまった。残っているのは霧野先輩と自分だけだった。
「帰らないのか?」
「帰りますよ、ちょっとぼけっとしてただけですよ。」
「そうか」
いつもこんなかんじで一言交わすくらいが日常である。物足りなく思うがそれでもまだいい方な気がする。もう少しだけ喋りたいななんて思うのは贅沢なのか。けれど二人きりのいま喋らないなんて勿体無い。
「霧野先輩、今日暇ですか?」
「んー、まあ暇だ」
「ならちょっと俺の家きてくださいよ。すぐ近くにあるんで」
「じゃあお邪魔する」
よっしゃ!と心でガッツポーズしていた。浮かれ気分でスキップをしていた。嬉しくてしょうがない。そして霧野先輩も支度が終わり、学校を出た。五分くらい歩いたところに家があり、霧野先輩の気が変わる前にささっと中に入れた。
「霧野先輩、寒くないですか?」
「ちょっと寒いな。でも大丈夫だ」
今すぐ温めてあげるなんて思いついたが言えるわけがない。けれど何故か勝ってに手が動いていて霧野先輩を抱きしめていた。
「かかかかりや?」
びっくりして声が裏がえってる先輩に優しく口づけをしていやがられる前に深く舌を入れ先輩の舌を犯す。いやらしくぴちゃぴちゃ音を立てて唾を吸う。
「や…なにするんだ」
「霧野先輩可愛いですよ。こんなキスでびっくりするなんて」
まるで自分が慣れているかのような言い方をしているが本当はファーストキスだ。このまま霧野先輩のすべてがほしい。そんな眼差しで見つめた。
「なんだ?その目は?」
「先輩の全部が欲しいんですよ。」
そういうと思い切り顔を赤くしもじもじし始める。何度も何度もチラチラ顔を見てきて可愛い。チラチラみると言うことはいいという合図なのか。分からなかったがそろそろ自分の理性を押さえきれなくなってきた。ドサッとベッドに押し倒しまたキスした。
「んはあ、ふうっん」
「苦しいですか?優しくしますよ」
そういい優しく唇を吸い上げなるべく激しくしないようにした。キスは勿論したまま手を身体の方に持っていく。乳首を愛撫しながら先輩反応を見る。小さく感じている姿が可愛い。
「かりやあ、んん、そこおっはあ」
「声我慢しないで聞かせてくださいよ」
もっともっと鳴かせたい。次はアナルを触りだす。最初はゆっくり指を一本入れ、掻きまわしてみた。
「ああああっんふあんうああっ」
「感じすぎですね」
だんだん声もでなくなってきたので指を三本に増やしてみた。そしたらさっきよりも気持ちよさそうな顔をして鳴き始めた。先輩はとても可愛い。唾を垂らしながら一生懸命鳴いている。
「かりやあああ〜イくっう、イっちゃうよおおおっ」
そう言うと同時に霧野先輩はイった。
はっと目が覚め状況が理解できない。何があったのか。考えて考えてやっと夢だと築いた。夢とは随分残念だが、最初からわかっていた気がした。ありえないよな。霧野先輩が自分とセックスしてくれるなんて。
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まさかの夢落ち
最後まで読んでくださったかた
ありがとございます!!!!!
2011.12.14