「俺あだ名つけるの好きなんだ」
「知ってる。」
「でもさ、自分のあだ名が思いつかなくて」
「ふーん」
「オーディンがつけてよ」
「なんで俺が」
「いいからいいから、」
「…じゃあ、雨男。」
「うーん、もっとカッコイイのが良い」
「贅沢だな…じゃあ、レインマン」
「ちょ、英語にしただけじゃんそれ」
「かっこよくね?」
「よくねーよ」
「何であだ名なんか欲しいんだよ」
「何となく欲しいんだよ」
「…じゃあ、スコール。」
「俺のイメージって"雨男"だけかよ」
「めんどくせーな!スコールで良いだろスコールで!」
「分かった、スコールね。俺の名前、今日からスコールだから」
「は?あだ名だろ?」
「あだ名って言わないと考えてくれなかっただろ、俺は名前が欲しかったんだよ」
「名前にするって…ちゃんとした名前あるだろお前」
「捨てる」
「…本当わけわかんねー奴」