!アテンション!
※頭弱い刹那♀
※刹那♀の口調別人


思考が足りないというか、深く考えないというか、刹那はニールに従順だった。おいでと言えば素直に近づくし疑心というものを持ち合わせていない上、警戒心もない。ニールという絶対安全な檻に囚われて、ニールが刹那にとっての全てだった。ニールの与えるもの全てが刹那の世界であってそれが幸せだと疑わない。


「んん、ニー、る」


首元に這うニールの下が項へと上っていく。そのむず痒さにひくりと体を小さく痙攣させてニールの髪をくしゃっと掻き愛撫に打ち震える。


「刹那、気持ち良いか?」


「う ん、ふわふわして 気持ちいい…ひゃ」


つーっと舌先で胸の谷間をなぞれば可愛い声があがる。立ち上がった胸の先を摘んでやれば肩を竦ませる。掌にすっぽりと収まってしまう可愛い胸を執拗に揉みしだいて刹那の反応を味わった。


「あ、っう」


優しい愛撫に蕩けた表情を見せ始めた刹那の肌から手を離す。不意に離れていった手に疑問視を浮かべる刹那はニールを見上げた。


「ニール?どうしたの…」


「俺も気持ち良くしてくれるか?」


初めての問いに一瞬考え込んだが“気持ち良く”という言葉に後押しされて刹那は首を縦に振った。その様子を見たニールは早速ズボンのジッパーを下ろして下着に手をかける。刹那の体を弄繰り回して興奮していたのか半勃ち状態の陰茎を持ち、刹那の顎辺りに手を添える。


「ほら、刹那。あーんして」


「あー… んっ」


無防備に開けられた口ににゅるんと侵入してきたのは少し硬さを持ったニールの陰茎。舌の上にある先端を転がせば大きさが増す。それがなんだか嬉しくて何度も同じことを繰り返した。


「は、あふ…いー う…」


開きっぱなしの口端から涎がつうと伝って刹那の顎から床に滴った。ちゅくちゅくと刹那の口内で舌と陰茎が擦れて濡れた音を発している。少し首を傾げて陰茎の側面、くびれの辺りを舌先で突き愛撫し始める。


「、っ――は 」


我慢していたのが思わずもれてしまったような溜息が聞こえ、ふと目をニールに遣ると眉を寄せ少し苦しげに刹那の愛撫を受けている。


「んんん、ーう ひ あぅい」


「刹那?」


口淫の最中にもごもごと喋ろうとする刹那に気がついたニールは大きくなったものを刹那の口から引き抜く。銀色の橋がかかってすぐに途切れ、口の端から垂れていた涎を拭き取って刹那はニールに言った。


「気持ち良くない…?」


「え?」


「なんか、苦しそうだった…」


じっと心配そうに見上げてくる刹那を見て、ニールは膝の間に座り込んでいる刹那の髪を撫でながら耳を弄くった。


「ひゃっ、」


「気持ち良くないわけがないだろ?ほら、」


刹那の手を取って熱を持っている部分に触れさせる。大きく屹立した陰茎は時折震えて先ほどの愛撫の続きを求めているようだった。


「凄く気持ち良いから、こんな風になるんだ」


「本当っ?」


「ああ、本当だ。それに上手だ」


心配の表情から一気に明るい表情へと変化した刹那は、少し顔を赤らめおずおずとニールの先端に舌を絡める。褒められたこともあって一心に陰茎にしゃぶりつく様子は幼児のようにも見えた。


「ふ、んむ…っ」


精一杯口を開けても収まりきらない竿の部分を擦り上げる刹那の手を覆うように自分の手を重ねてニールは言った。


「口だけで、やってくれるか?」


添えていた手を取り払ってやると大人しく手を引っ込めてニールを見てもごもごと口を動かした。


「い ああっ あ」


「っ…!咥えたまま喋るな…っ」


どこか笑みを浮かべたような表情でニールのものを咥える刹那。竿を伝う唾液を吸い上げると部屋に卑猥な音が響いた。


「、は エロい顔して…」


「ふ、んむ…っあ」


目元を紅潮させて、いよいよ大きくなってきた陰茎を必死に咥える刹那の頭を。ニールは後ろからそっと押さえ込んだ。


「い …んんっ!」


それと同時に腰を前に突き出され、刹那の小さな口の中がニールでいっぱいになる。突然のことに目を剥いてニールを見上げる刹那は息苦しさを訴えようと喉の奥で唸る。


「苦しいよな?でもちょっと我慢するんだ…」


「―――っ!」


口内を掻き回される違和感に抵抗しながらも、頭上で聞こえるニールの吐息に順応して舌で亀頭を舐め上げた。ばやける思考と涙で霞む視界の中、ニールを見た。


「せ つな…っ」


「っ!」


艶のある視線、鳥肌が立つほどの色っぽい声。五感をニールに支配された感覚に陥った刹那は体を奮わせた。ぞくぞくと脊椎の中を何かが這い上がって来て項を掠めた。思わず首を竦めたその拍子に陰茎の弱い所に舌が当たってニールを刺激した。


「、っあ…」


我慢はしなかった。どくどくと吐き出す感覚に息を荒くしたニールは刹那を見遣る。


「んんん…」


眉を顰めて必死に精を受け止める刹那は鼻から抜けるような声を漏らす。口内に溢れかえる流動体を吐き出しそうになった時、ニールが素早く陰茎を抜き去って刹那の口を手で覆った。


「出しちゃだめだ」


「んむむ…うーっ」


唸りながらも喉を何回も嚥下してようやく飲み下した。


「けほっ…」


小さく咳き込む刹那を上から見下ろすニールは吐精の余韻に浸っていた。刹那の口内を好き勝手に陵辱したことに少なからず罪悪感を感じていたが、刹那が足をもどかしげに摺り合わせたのを見て、そんな気持ちは一気に消え去った。


「刹那?どうした?」


「に、ニール……さ、わって…?」


お腹がじんじんして、熱い。従順な子だ、とニールは思った。口を塞がれて苦しい思いもしたのに嚥下したくもないものを無理矢理させられて、にも関わらずその行為に体が反応するなんて。熱っぽい視線で見上げられているうちにもっと汚したい気持ちに駆られた。


「素直で良い子だ…」


そう褒めてやると刹那は嬉しそうに綻んだ笑顔を浮かべて、ニールの腕に掻き抱かれた。