※ライオン・キングのティモンとプンバァで眼球舐めです。


sweet candy.





「あのさぁティモン、どうしてそんなとこ舐めるの?」
「うるさいなぁ、いいだろ別に」
「ティモンがよくても、俺が嫌だよ」
「嫌がってもするー」
「だから、なんでなんだよー・・・」

うんざり、と言ったようにプンバァが嫌そうな顔をする。
ティモンはそれを見てにやにや笑っている。

(・・・ティモンって、わかんないなぁ)

ティモンは、ときどき、プンバァの目玉を舐める。
突然甘えるみたいに首に抱きついてきたかと思うと、まず耳をかじる。首筋を舐める。その舌が首筋からほっぺたに上がってきたかと思うと、次は目の端っこを舐め始める。

反射的にプンバァが目をつむると、そのまぶたの上を舌で覆うようにべろべろ舐められる。

生暖かいティモンの舌が目の上を這っている感触。

プンバァはいつもこの時、どうしていいかわからなくて、じっとしていることが多い。
ティモン、と小さく呼んでも、彼は答えてくれない。
自分にしがみついて、黙々とそうしているティモンにはぁと小さくため息をついて、諦めて口をつぐむ。

(変な感じ・・・あぁ、そんで、こっから目ん玉に舌入れてくるんだよなぁ、変なの・・・)

ぴちゃり、と、予想通りに目の端から、ティモンの舌が入り込んでくる。
特に、痛くはない。ただ生暖かくって、すこしだけザラついたティモンの舌の感触が、閉じられたまぶたの下の白目に触れる。

何とも言えない感覚にざわりと悪寒が走って、プンバァは身を固める。


「ティモン、もう、いいだろ」
「やだ」

プンバァが身を離そうとすると、ティモンはプンバァの肩においていた手の力をぎゅっと強めて逃げられないようにした。それから、今まで舐めていた場所から口を離したかと思うと、ティモンはもう一方の手の、親指と人差し指で、びろ、と彼の唾液に濡れているプンバァのまぶたを乱暴に広げた。

(うわぁ、舐められる)

痛みを想像して身を引いたプンバァに、ティモンがばちっとその指を離して、笑った。

「そこまでしねーよ、お前ってホント馬鹿!」
「怖えー!もう、意味わかんないよ〜」

目の前で笑い転げたティモンに、プンバァは舐められた方の目をこすりながら怪訝な顔をするのだった。



END



,back