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源田を呼べ(稲妻)





無印時空
鬼道さんと佐久間さんが果てしなくアレな上に源田さんに対するウェイトが大きい(というか身も蓋もないことを言ってしまうと鬼→源(信頼が重い)と佐久→源(愛情が重い))
円堂さん豪炎寺さん推しの鬼道さんも居る
全体的にアホ(いつものこと)
何が来てもいい寛大な心で読もう



〜イタリア代表選抜戦後、アルゼンチン戦を終えた宿舎にて〜

佐「…………」

鬼「……出ないな」

佐「ああ……」

不「何やってんだよお二人さん、誰かに電話してんのか?」

鬼「不動か。まぁ少しな」

不「へぇ、相手誰だよ。日本に置いてきた彼女?」

佐「別にいいだろ誰だって」

鬼「まぁ、日本に置いてきたという点では強ち間違いではないのだが。彼女……いやどうだろうか、彼女、うむ……」

佐「そこを悩むのか鬼道」

鬼「彼女と言われると何だか初々し過ぎる気がしてな……しかし母親ではない……これはどう言ったものか……」

佐「嫁だろ」

鬼「!! それだ!! 俺たちは日本に置いてこざるを得なかった嫁に電話をしているんだ不動!!」

不「わりぃちょっと話が飛躍してるっつうか何が言いたいのかわからねぇしまさか佐久間クンツッコミじゃねーの???」

佐「お前なんぞに言うのは心底虫唾が走るんだが、このままだとお前が五月蝿そうだからちゃんと言っておくと、源田に電話してるんだよ」

不「まるで俺が滅茶苦茶自己中ワガママみてーな言い方はやめろ。……ああ源田ね。そういやあいつ日本に居るな」

鬼「ミスターK……影山の一件もあったことだし、念のため連絡をしてみているんだが、繋がらなくてな」

佐「まぁあいつ、授業中とか練習中にマナーモードにしたまま解除忘れてることあるしな。この前もそんな感じで折り返しの連絡遅かったし」

不「それ以前に時差は考慮してねぇ感じ?」

鬼「馬鹿め不動、源田はいついかなるときでも俺たちの問い合わせに即応対する懐の広さがあるんだぞ。時差ぐらいなんだというんだ」

不「あいつは二十四時間対応のコールセンターか何かかよ」

鬼「くそっ、源田がマネージャーとしてでも同行してくれていればこんなことには……! 俺があれだけあいつの包容力と面倒見の良さをアピールしたというのに監督め……!!」

不「いやあいつ一応GKなんだしせめて控えとかそういう名目で推薦してやれよ。本業おざなりにしてやんな。つうか前々から思ってたけど鬼道クン妙なところでネジ飛んでるよな」

鬼「そもそもなんだネオジャパンなどと……! 野心を見せるようになったところはいい、だがあろうことか砂木沼を慰めていたんだぞ……!? 少し前まではあのポジションは俺だったというのに……! というか肩を叩くなんて……!!」

不「えっ何鬼道クン嫉妬してんの?」

鬼「帝国に居た頃も雷門に行ってからもあいつに支えてもらうことは多かったが、ああいうスキンシップはあまりなかった。正直に言えば羨ましい」

佐「俺は自分からやってたぞ。鬼道も自分から行けばよかったんじゃないか?」

鬼「あの頃の俺が突然前線からゴールラインにまで戻ってハイタッチを求めたりできると思うか?」

佐「いや全く。まだ感極まった辺見辺りが流されるままにする方が自然だな」

不「お前等のスキンシップ事情はどうでもいいわ。なんでそんなに源田クン呼びたがるわけよ」

鬼「本音を言うと、今回のようなことがあった上に今後も何かある可能性を考慮すると、俺たちだけでは不安でな。過去のこともある以上、源田もこの場に居るべきだと思うし、いっそあいつなら俺たちを引っ叩いてでも正気でいさせてくれるんじゃないかと」

不「精神安定剤役かよ。鬼道クンの場合、そういうのって円堂と豪炎寺じゃねーの?」

鬼「あいつ等は!!!!!!!! 俺の太陽と炎だ!!!!!!!!」

不「うるせぇ!!!! テメェの解釈垂れろとは言ってねぇ!!!!」

佐「俺は単純に源田に会いたいだけだ!!!!!!!!」

不「知るか!!!!!!!!」



数年ぶりに皇帝ペンギン3号回を観たので。私が3期の影山おじさん関連で源田さんをハブられたことに未だに納得いってないことがバレちゃう……(今更)





2019/06/10


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