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▼ 円堂豪炎寺過激派鬼道(稲妻)
鬼道さんが激しく円堂さんと豪炎寺さんのモンスターメイト 無印時空でもアレス時空でもお好みで
半「やばいって!」
染「どうした?」
半「経緯は省くけど円堂と豪炎寺が誘拐されたらしい!!」
染「省き過ぎだろ!!」
松「あー、そういえば最近この辺で宝石強盗があったらしくて、犯人が逃走中らしいよ。足もないからすぐ捕まるだろうって言われてるっぽいけど、もしかしたら車とか用意させるために人質にとられたのかもねー」
半「お前変なところで詳しいよなー……」
松「情報通と言ってほしいな」
染「そうなると、俺たちにできることなんてねえじゃねーか。まさかサッカーボール持って特攻仕掛けるなんて言わねぇだろうな?」
半「ドラゴンクラッシュじゃ相手がクラッシュしちゃうよなぁ。土門のキラースライドで蹴散らしてけば或いは……」
土「いやいや、キラースライドの方が殺傷能力高いからな? ファール率知ってるでしょ」
染「そうすっとやっぱ大人しくしてるしかねぇか。なぁきど……」
鬼「ああ、戦車の準備はできているか、流石だ。……何? 三台しか用意できなかった? ふむ、まぁ少々殲滅力に不安が残るが、最新型が三台もあればどうにかなるだろう。重火器も手配しておけ。俺でも扱えるマシンガン辺りも頼む。あとはそうだな、警察へ少し口を利いてもらう必要があるから、鬼瓦警部あたりにでも少し積んでおいて……」
染「うおおおおおおおい!!!!」
鬼「どうした染岡」
染「いやお前こそどうした!! なんで戦車!? なんで重火器!? 警察に口利くってなんだよ!?」
鬼「……知りたいか?」
染「妙な間をやめろ! 知りたい知りたくない以前にチームメイトが物騒な電話してたら驚くだろうが!」
鬼「フッ、お前にチームメイトと認められるとはな……嬉しいものだ……」
染「話が進まねぇ!」
土「ていうかとりあえず警察に電話したら?」
染「まともで助かるぜ土門! おし、いち、いち、ぜ……」
鬼「待つんだ染岡」
染「何で止めるんだよ! お前、円堂も豪炎寺も心配じゃないのかよ!」
鬼「心配に決まっているだろう!!!!!!!!」
染「うるせぇ!!」
鬼「できることなら今すぐにでも助け出したい……きっと豪炎寺は震えているだろうし、そんな豪炎寺を円堂が慰めているだろう。もしかしたら逆かもしれない。相手が強盗ということなら、それなりの武器を持っている可能性だってある。ナイフで脅されているかもしれないし、銃を突きつけられているかもしれない。そんな中であいつらは丸腰なんだぞ。許しがたい。俺が鬼道財閥の総力をもって、犯人たちの社会的抹殺及び今後の人生を日陰でしか生きられなくしてやる……あいつらが怪我をしていようがしていまいが関係ない、生命や精神を脅かした時点でジ・エンドだ」
松「前々から思ってたけど、鬼道ってちょっと円堂と豪炎寺に対して過保護過ぎない?」
鬼「そうか? 仲間がやられたらそれ相応の報いを受けさせたいと思うのは普通じゃないのか? 事実、俺は似たような名目で雷門へ転校してきているんだが」
松「例えばだけど、帝国の奴らが誘拐されたらどうするの?」
鬼「あいつ等は捕まるほどヤワじゃない。無論心配なことに代わりはないが、仮に捕まっても自分たちでどうにかするだろうからな。なぁ土門」
土「えっオレ元帝国学園生なために期待されてしまっている……?」
松「じゃあ半田が捕まったらどうする?」
半「何で俺!?」
鬼「……まぁ、心配は心配だ。とはいっても俺たちにできることは精々警察へ連絡するぐらいのことだろうし、結局は他人任せになるが」
松「うーん模範解答。じゃあキャプテンは?」
鬼「見つけ次第再起不能にする」
染「こえーよ!」
松「じゃあ豪炎寺なら?」
鬼「日の出も日の入りも拝ませてやるものか。万一足など怪我させてみろ、そいつの下半身を吹っ飛ばしてやる」
染「過激過ぎる!!」
半「というか同じチームメイトなのに突然引き合いに出された俺への対応との差!!」
鬼「ククク、待っていろ犯人……俺を敵に回したことを後悔させてやる……」
染「こいつ、帝国に居た頃の性格に戻ってねぇか……?」
元々鬼道さんって円堂さん豪炎寺さんに対してやたら距離とか近いときありませんでした……? オリオンのゴッデビ組従えて静かにブチ切れる鬼道さん、きっと二人と世界に行けることをものすんごく楽しみにしていたんでしょうね。そりゃあ邪魔されれば敵味方問わず相手を物理的に潰すくらいしますよね、しょうがないね、中学生だもの。
2018/11/22
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