はじめてのポッキーゲーム



※学パロ、付き合ってる前提




「ん!」

どこか可愛らしい表情をしながらポッキーを口にくわえ、少し背伸びして見つめてくるメルヒェンに僕はどぎまぎした。



「その…恥ずかしがり屋のメルからせがんでくれるのは嬉しいけれど学校だしまだ昼間だから襲うわけにも……いや、むしろ昼間だからこそ…」

「……?何を言っているのかよく分からないけど、今日はポッキーの日だからポッキーゲームというものをしようと思ったんだ」


イヴェールから聞いたんだと興味津々に見つめられる。

ポッキーをくわえて両方から食べるということは一応知っているようだが、最後どうなるのかは分かっていないらしい。

「メル、ポッキーをお互いに端から食べていったらどうなる?」

「少しずつ短くなってく…?」

「じゃあ、ポッキーをお互いに最後まで食べきったらどうなるかな?」

「ポッキーがなくなるから唇が……っ!!」


ポッキーゲームってもしかして……と感づき慌てて離れようとするメルを強く抱きしめながら、メルがくわえているのと反対のプレッツェル側をくわえる。

一気に距離が近づいたことに恥ずかしがるメルを愛おしく思いつつ、メルにとってはじめてのポッキーゲームをスタートさせた。

「やっ、ばか!食べるのはや……っ」

「メルからポッキーゲーム誘ったんだろう?」

「ここ教室なのに、近い近い近い!」

「よし、いただきます。」






(ちゅう)










「メル君からポッキーゲーム誘うなんて、すごく珍しいよね?」

「確かに普段のメルからは想像出来ないが……ちなみにだけど、ポッキーゲームの内容なんて説明したんだよイヴェール?」

「ちゃんと説明したよ?一本のポッキーを二人で仲良く食べるんだって」

「原因はお前だ」













雑になったけど、とりあえずポッキーの日ネタ

[ 8/8 ]




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