さまざまなものをその都度、押し込めた。

ーーー・・・あとちょっと。

詰めて押し込んで、また詰めて・・・その繰り返しで袋がいっぱいになっても、押し込めばまだ入る。

ーーー・・・もう少し。

袋にはまだ余裕がある。
更に押し込んで新しいものを詰め込んだ。
・・・袋にはまだ余裕がある。
押し込んだ。
・・・袋にはまだ余裕がある。
押し込んだ。
それでも袋にはまだ余裕があった。

真実を知らずして、袋に詰め込んでいたとしても平行線上の結果に変わりはない。
押し込む度に見えない穴から出るモノは有毒ガスとなり体内を冒す。

けれど、気がつかない。
その毒が何なのかすら。

毒に冒されていることが。


汚された鳥は重たい羽を動かすことすらできず地を這いつくばる。


それでも鳥は気がつかない。

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