俺の友人に、ポチとタマって言う、ペットみたいな呼び名の奴が居る。
ポチっつうのは、呼び名の通り、犬みたいな男で、落ち着きが無いし、餓鬼臭い。
対してタマは、口数は少ないし、性格的に目立った所は無い。
身長だけは、異様にデカいけど……
そんな対象的な2人は、意外にも仲が良い、否、¨良過ぎる¨!!
そう…………思わず『爆発しろ!』って、叫びたくなる程に。



「タ〜マ〜ちゃんっ!!もしかしてさ、洗剤かえた?」

「ん、ああ……そう言えば、かわってたかもしれない。」

「やっぱりそっか、いつもと匂いが違うから、直ぐにわかったよ!!」



匂いって、お前は何処までも犬だな。



褒めて、褒めて!!と、言わんばかりに、タマに詰め寄るポチ。
今日も相変わらず、暑くr
仲が良い事で…………



内心、『ケッ』と、唾を吐きながら、目の前に広がるポチタマワールドを傍観していた。



「へぇ、洗剤の匂いまで……ポチは凄いな。」

「えへへ、タマちゃんの事なら、洗剤の匂い1つ、見逃しません!!」

「はは、何だそりゃ。」

「あ、でもね、こうすると…………」



『ホラ、洗剤はかわっても、いつもと同じタマちゃんの匂い!!』と、言って、ポチはタマに密着した。



「……いつもと、同じ?」

「そう!!タマちゃんから、タマちゃんの匂いと俺の匂いがするの!!タマちゃんがタマちゃんだけの匂いだと、洗剤をかえたら違っちゃうけど、タマちゃんから俺の匂いもすれば、タマちゃんはいつものタマちゃんなの!!」

「……………………じゃあ、これでポチも、いつものポチだな。」

「っうん!!」



ハニカミつつ、幸せそうに笑うポチと、穏やかな笑顔を返すタマ。






ナ ン ダ コ レ ハ ! !






痒い、実に痒い。
互いの匂いを共有……だ、と?
何処の二次元バカップルだ!!



俺は腕を掻きながら、本日¨2度目¨の唾を吐いた。



本当、付き合いきれない。
本当……………………………………












俺の友人に、ポチとタマって言う、ペットみたいな呼び名の奴が居る。
ポチっつうのは、呼び名の通り、犬みたいな男で、落ち着きが無いし、餓鬼臭い。
対してタマは、口数は少ないし、性格的に目立った所は無い。
身長だけは、異様にデカいけど……
そんな対象的な2人が、俺は意外にも好きだった。



「なぁ、ポチにタマ。そこに¨満¨の匂いは混じって無ぇの?」

「「………………無い。」」

「…………………………。」






やっぱこいつ等、爆発しろ!!






その日の夜、俺は静かに枕を濡らしたのだった。



END



11.0916
甘々なポチタマと言う事で、匂いネタを書いてみました!!><
でも、視点が¨満¨ってどうよ←
甘々と言うより、塩辛い終わり(笑)になってしまいましたが……こんな話しで大丈夫……なのだろうか;
リクエストありがとうございました!!^^
 
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -