目の前で女とはいってもぶくぶくに肥えた汚い中年である女が唾を飛ばしながら喋る下手くそな日本語を白い紙に書き留める、汚ネェなこんな味気の無いトコロにわざわざヘッタクソな化粧して(おまけに悪趣味な香水までたっぷりと)ゴクロウサマでございますなあァ本当に!悪いけどこっちはお前の顔なんてどうでも良い嗚呼ア汗で化粧が落ちて机に飛んでんだよ馬鹿!!!椅子が壊れるウルサイ黙れよァアもう頼むよ後生だから

「やめてくれ」
「……えっ?」

おっと!、
あなたが今回の事件においての重要な目撃者であることは分かりましたのでどうかもう少し話を纏めて頂けないでしょうかだなんて内心は引き吊った笑顔で言えば目の前の煩いのは椅子を軋ませるのを止めた、まったく手間掛けさせんなこの年増!腰の鉄のカタマリをぶっ放したくてたまらなくなって左手が痙攣してたけどまぁソコは少なくとも表の躾は行き届いた国の犬でゴザイマスので静かに話を聞いてやる。

「だのにアア!」

空っぽの部屋でヒトリ絶叫、結局あの女(いやもうあんなのはオンナじゃねぇ)二度目だってのに前と同じ男と二人の少年と包丁の単語しか話さなかった服装も背丈もなあああんにも!だからあの少年みたいな子が巻き込まれるんだ可哀想にナァァア帰りたいよぅ。

「うぇええぇ、っ」

外は気持ちの悪い赤紫が輝いて無色透明じめじめエアーが肺の中にまで黴を生やす気だった、世界ってこんなに汚かったっけ?


もしかして汚くなったのは、
( 、    ?カミサマ)





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