「銀ちゃん!お誕生日おめでとう!」


依頼を終えて家に帰ると、なぜか新八と神楽にものすごい勢いで居間に連れられてこられた。すると何故か#名前#がいて、俺の姿を見たとたん笑顔になる。そして先ほどの台詞を言われた。


「…………」

「銀ちゃん?」
「銀さん?」


突然の出来事に暫く黙っていると不審に思ったのか神楽と新八に声をかけられる。


「あ…悪ィ…そうか、俺今日誕生日か…すっかり忘れてたわ」

「もう、自分の誕生日くらい覚えときなよ…はい、プレゼント!」


苦笑いをしてそう言われながら#名前#からプレゼントを受け取り中を見ると、美味そうな苺のショートケーキが入っていた。


「もしかしてこれ、#名前#が作ったのか?」

「うん、そうだよ!食べてみて!」


#名前#はすぐにケーキを切り分け皿に乗せ、「はい、銀ちゃんあーん」なんて言いながら笑顔で差し出してくる。俺はさすがに恥ずかしくてあーんなんて言わなかったが、口に入れてみると甘い生クリームが口に広がり苺の甘酸っぱさがやってくる。シンプルだったがなかなか美味くて、何より#名前#が作ってくれたということがとても嬉しかった。


「美味い…」

「本当?良かったー!」

「その…ありがとうな…」

「わっ……えへへっ…どういたしまして」


#名前#を抱き締めれば照れながらも俺の胸に顔を埋めてきた。ああ、最高な誕生日だ。




銀ちゃんはぴば\(^o^)/

20121009〜



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