Godangel | ナノ15
『・・・はぁ』
あの後レッド君とわかれて僕は殿堂入りの部屋にいる。つまんない
レッド君はチャンピオンになる。そして、その後――――
ぎゅっと手を握る。僕じゃ駄目なんだ。あの子じゃないと、キミは――――
ぱさりと床に身を投げ出す。光がうよんうよんとうねっている。
わああああとまた一つ歓声が聞こえた。多分レッド君が勝ったのだろう
『だれが、神様・・・誰が天使・・・』
手を前髪にあててくしゃりと掴む
「動物の言葉がわかるなんて神様だ!」
「人の心がわかるなんて天使だ!」
「飛び級できるなんて・・・God angelだ!」
『誰が、・・・God angelだ・・・』
僕は
『私は、人間だというのに』
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