『殺せ、』

頼むから早く殺してくれと彼女が言う。
ぶるりと震える手と体を必死に抑えて自分の頭と体に警報をうつ。殺すな、殺したらお前は後悔する。だから殺すな!と

目の前の彼女が真っ赤になった目でぐっと俺を見上げた。
それだけで体がピシリと動かなくなる。ああ、なんということだ。


『・・・殺せ!』


もう一度、もう一度。強い大きな声で叫ぶ
まるでそれは少女がいきたいと願っているようで、俺は耐え切れなくなって彼女を抱きしめた


『・・・なんなんですか、貴方』


さぁ、なんなんだろう。
俺にも分からないんだから君にも分かるはずはないよねなんて自嘲気味な笑みを見せてみる


『・・・馬鹿じゃないですか』


真っ白なスーツが彼女の流した血によって赤く染まっていく。
腕からしたたり落ちる血はすでに真っ赤になった彼女の白いワンピースにまた一滴ぽたり、とたれた




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書きたいまま書いたらこうなった



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