>> 電波少女と小学生女子郡

北海道から福岡、沖縄、北海道に渡ってきた私だがどこに行っても何故かかっこいいサッカー男子がいるわけで、勿論私は萌え補給のためにサッカー男子に話しかける。
私もサッカーは好きなので結構話が合い、仲良くする。
その男子は当然モテるわけで女子の嫉妬の目線が僕に集まるというわけだ、あーやだやだ面倒。

『ふぶきゅんー疲れた』
「・・・そろそろあの女子しばいておこうか?」

現在四年生、北海道在住の私は吹雪君に甘えている。頭撫でてもらってる。
吹雪君マジエンジェルだろおま・・・。学校のアイドル吹雪君と仲がいいので当然学校の女子のほとんどを敵に回しているのだが、ね。
私そういうの面倒だし興味ないので放っておいてるんだけどさ。流石に下駄箱と靴に雪がびっしり詰め込んであったときは驚いたよ。雪の無駄使いすんなよな。

「ごめんね、僕のせいで」
『いやいや、士郎君のせいじゃないよ。女子が勝手にワーワー言ってるだけだし吹雪君と一緒にいたいから私は吹雪君と一緒にいるんだ。気にすることは無いよ。』

にこにこと笑いながら吹雪の頭を撫でると吹雪は顔を赤くして「うん」と笑った。
もう本当に可愛いなこの人。しかし、女子が五月蝿い。

「何様のつもりよ、ブスのくせに」
「そうよ、生意気」
「吹雪君に近づくんじゃねーよ」

ああ、こいつら私に雪投げてきた人だ。おかげで雪が服の中に入って風邪ひいちゃったんだよね。おかげで喘息が出てきちゃって大変だったんだ


担任が、私のことに気がついて学級会議を開いた。
そのことに私と吹雪君は顔を引きつらせるしかなかった、のだが。

こういうことをすれば苛めとよばれるその行為はますます悪化する。
チクりやがってマジうぜーんだよ、がみんなの心の声であろうその状況を私はため息をついて見据える。
吹雪君が何か言おうとしてくれていたがマフラーをひっぱって阻止。あ、ごめんぐえって言ったね

吹雪君は私の手を握って若干涙目で見上げてきた。うおおおお可愛いな。カメラ、カメラどこ!

とりあえずこれ以上吹雪君に心配をかけるのも嫌なので私はイスをわざと大きめにがたんと鳴らして立ち上がるのだった。

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