地球よ止まれ | ナノ

Tuiki


ほうじ茶

◎364話。

◎読んですぐに感想書くわけじゃないからすぐに内容を忘れるわけだが。今回のハイライトはどう考えたってクラピカの寿命だよね…。1分で1時間うんぬん言ってる時に「ん?なんの話や」と思ったんだけど、後からその訳がわかって嘘だろ…?と思いましたとも。そこまで命を捨ててたとは。

◎ジャッジメントチェーンの説明の時に蜘蛛以外に使えば命を落とすとは言っていたけど、まさかエンペラータイムの時は寿命が縮むとはね。彼が師匠と能力をどんなものにするか話し合っていた時、強い形相で「命をかける」とは言っていたけれども…それはジャッジメントチェーンだけの話じゃなかったんだね。

◎それで一つ考えたのは、エンペラータイムはすべての系統をオールマイティに使いこなせる緋の目の時だけ発動する能力というチート設定だったけど、これは他のクルタ族の念能力者も同じなんだろうかということ。クラピカが自分の能力を高めるためにそう決めたというだけで他のクルタ族にとって有効なルールではないのかもしれないけど…もしもそうではないのなら、クルタ族は比較的短命な種族なのかなあなんて思った。もしくは寿命が縮まることがあらかじめわかっているのなら、一部の人間にだけエンペラータイムを習得させるというやり方もあり得るかも。そしたら旅団による襲撃みたいないざという時に訓練された念能力者が一族の盾になって戦うことも可能でしょう。そういう人柱的な考えの方が血を絶やさないという目的には則しているのかもしれない。色々妄想が膨らみますな。

◎兎にも角にもクラピカさんよおおお(涙)あんたは自分の命を蔑ろにしすぎるよ…。死んだ同胞たちや友人、知人たちがそんな生き方を望んでいると思っているのか。そんなはずないよね。0巻読んでよくわかったけど、愛されて育ったクラピカが、彼らが今の自分の生き方を喜んでいるはずがないと頭では理解しているはずだよね。だからこそパクノダの決断の前での葛藤があったし、暗黒大陸編に入る前に明かされた「迎える人も帰る場所も何一つ無い」という考えになってしまったのかもしれない。

◎興味深いのは、主人公サイドにこそ善と悪の葛藤があり、敵サイドにはそれが無いということだと改めて思った。しかも敵は自分を悪と認識していても、醜悪な人格者というわけではない。それぞれが自分の決断に殉じているだけなんだよね。そこに揺るぎが全くないから、主人公側が敵と対面した時に酷く動揺させられるんだと思う。どっち目線で見ても面白い。

◎またグダグタと書いてしまいそうなのでこの辺で方向転換。

◎第一王子のキャラもおもしろいなあと思いました。てっきり脳筋なのかなと思ってたけど、念能力者である上に実は知能戦にも長けているっぽい。側近的な人が、正面から真っ当に意見すればこの方は論理的に物事を考えて的確な決断をしてくださる、というようなことを言ってたしね。決してツェ王子の独壇場にはならなそうなのと、他にも厄介な王子が多そうなのがまた楽し。

◎ここまでくるとワブル王子がますます無力に見えてくるよなああ。でも念獣がまだ未確認なので、それがとんでもないヤツだったりする可能性もあるわけで。オイトお母さんにもがんばって欲しいけどもの凄い死亡フラグを個人的には感じている。

◎前の連載の時も書いたけど、最終的にオイトさんが死んでクラピカが子連れマフィアになる未来が見える気がするのよ…。ワブルちゃんのいるところがクラピカの帰るところになれば良いのになって思うわけ。実際17歳差なんて大したことないしな!!!

prevbacknext

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -