地球よ止まれ | ナノ

Tuiki


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◎363話。

◎読みました。まだ話がじわじわ進んでるところかなーって感じだね。アメトーークの漫画芸人でも言われてたけど、休載の期間が長すぎて皆大好きなのに誰一人前回話がどこまで進んだか覚えてないって。ほんとその通りだわ。念獣の存在を全館放送したのはクラピカだったんだっけ??ビスケだと思ってたけど。

◎カミィかわいいなあ。王子一人一人のパーソナリティが徐々に明らかになっていくのも楽しいです。カミィちゃんは馬鹿王子(レベルE)に似てると思ってたし、もっと何というか雄々しい女王様タイプの人なのかなと漠然と想像していたのですが、今回究極の我が儘お姫様と分かって満足。かわいいよおお。思った通りにならないなんてなんて理不尽なの?!っていうその考えが他者からしたら100%理不尽なのに全く意に介してないのね。どうやって育てたらこんな子になるの…。

◎第一王子も筋肉馬鹿じゃなかったですね。側近みたいな人が王子は直情的で暴走しがちと思われるがきちんと話せば冷静な判断を下される方だ!と言っているのを見て、あー今回の王位継承戦はツェ王子独壇場では決してないんだなあと思った。厄介な敵が沢山いそう。ていうか第一王子は念能力者なのか!継承戦だって能力者が俄然有利だと思うんだけどそうじゃないのかなあ。何が脱落か、ということも自分で決めろとパパンが言ってたけど、あいつが何を望んでいるのかわかんないわ。

◎その上で、ハンターたちだけが他の目的のために動いている!っていう設定がおもしろいよね。それを王子の護衛軍の一部もよくわかっているようだし。わかった上で互いがどこまでの情報と力を持っていてどうやって動くか?っていう心理戦になるわけですよね。

◎HHで、蟻編以降「首を持つ者」「母と子」「王」というキーワードが各章で必ず出てくるっていう解説サイトを読んですごいおもしろいと思った。「首を持つ者」はピトー、ツェ王子、ヒソカで、それぞれ主人公(主人公格のキャラ含む)が乗り越えなければならない壁として描かれている、敵が仲間の首を持っているという構図を考えると、ピトー(カイト)⇒ゴン、ツェ王子(パイロ?)⇒クラピカ、ヒソカ(コルトピ)⇒クロロになるのが道理だと思うのだが、つまりクロロが今後主人公格のキャラになり得るということなの(願望)??

◎しつこく何度でも書いてしまうけど、冨樫はなんだかんだでクロロお気に入りだもんなあ。ゴンやクラピカに対してアンチヒーロー的な立場としてスポットライトを当てたがっているような気がする。だからまあ、完全なハッピーエンドは望めない立場の人だと思うんだけど(仙泉的な?)それでも主要人物として描かれる可能性が見えたのは単純に嬉しい。そのくらいクロロには掘り下げ甲斐があると個人的には思ってるし!敵キャラに、しかも一度退場した人をわざわざ復活させてその上次のバトルでも勝たせてしまってるわけだから今後引き続き登場しないわけがない…もんね。今回の連載ではどうかわかんないけど。

◎そして本誌の内容からズレていくわけだが。

◎完全な悪人ではないという意味ではメルエムがそうだったけど、メルエムが敵キャラである由縁は人間を捕食するキメラアントの王であったというだけで彼のパーソナリティそのものが悪であったわけではないもんね。最初は暴君ぽかったけどあれは産まれたばかりの赤ちゃんが本能のまま生きてるのと同じ類いの振る舞いだったと思うし。ただ成長速度が速すぎてほんの数ヶ月?のうちに愛を知ってしまったと言うのかな。最終的にはコムギと共に静かに滅んでいくことを望んだというのが切ない。改めて人間とは?と思うよね、ネテロ会長も言ってたけど「どっちが正しいか?」というところに視点を置いてしまってはもう戦えなくなっちゃう。でも世の中そんなことばっかりで、戦争って正義と悪の国が戦っているんだと小さい頃は思ってたけど違った、それが衝撃的だったと冨樫も何かのインタビューで応えていたような。

◎長くなりそうなのでこの辺でやめます。

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